出かけてスマホを持っていないことにきがついた。
今日の行く先は親しいひとである。
ここならまあスマホなしでもいいか、と引き返すのをやめた。
が、落ち着かなかった。もし、電車が…。もし、気分が悪くなったら。もし、…。
いつの間にスマホがないとこんなに不安になってしまったのだ。
「あ、私もスマホ依存者か」と思う。
そういうことが続いて2回重なり、私にとってスマホは老眼鏡と共に、生活の必携物と悟った。
連絡、問い合わせ、しらべ物、タイマー、記憶用のメモ、カメラは記憶の一部になっている。
年寄りの力強い杖、スマホ。
もっとたくさん使い道はありそうだ。
こんなことになるとは思わなかったが。