若い友人がうちに来るという前夜に、メールが来た。
先週行ったライブの客の中から麻疹の患者が出たらしい。
で、訪問を控えるべきか、というものであった。
友人は小児時代にたいそう派手な麻疹にかかったと、母上が保証しているという。
だから私は発病はしないが、あなたはどうかって。
ええーっ。そんなことをいまさら、と絶句。
戦前うまれの私は多分、間違いなく麻疹をやっていよう。
だがはたして、戦前の免疫がどのくらい今の麻疹に対抗できるんだろうか。
それにしても母親に確認できる友人は、若いと改めて思う。
そういう人がもう私にはいない…と、ちょっと遠い目になる私。
そして麻疹が流行ると即座にこういう連絡がある時代にまで、自分が生きているのだと、妙に感心してしまった。
免疫に関しては自信はないが、友人が麻疹に掛かっている確率はひくそうだ。
せっかくのチャンスはのがしたくない。ということで来てもらうことにした。
いいんだかめんどくさいんだかわからない時代でもあるなあ。