どこまで行けるか80歳

崖から突き落とし。這い上がれるのか

〇頑張れ文楽。シューベルトに挑む

2021年06月28日 | ボケ確率アップの立場です

面白い組み合わせに、ちょっと無理だったが、夕方出かける。

お題は「魔王」

バリトンと義太夫。チェロと義太夫三味線。

ピアノでバリトンの魔王に、三味線の義太夫が魔王を競う。

西欧歌曲と日本の義太夫を聞き比べたことになる。面白い。

そうなのか。こう違うのか。へー。

ご本家のバリトンに日本の義太夫は魔王でぶつかっていく。

ソレ、行けとなぜか応援してしまった。

豊竹呂太夫と竹澤團吾、強い。迫力ではこっちの勝ち。

って、芸術をスポーツと間違えてはいけないでした。

大変満足して夜遅くに帰る。疲れた。年寄りが夜出歩いてはいけないなあ。

 


〇心揺れるワクチン。

2021年06月26日 | ボケ確率アップの立場です

ワクチン集団接種。久しぶりの団体行動であった。わけもなく緊張する。

見ればすべて80歳以上。老人いろいろという場面である。

こういう所で走るのは男性の性らしい。見た目よたよたの癖に走るのである。

人を押しのけて前に出る。

しつこく係員に絡むと言うか屁理屈を云うのも男。

女ってその辺、周囲と話をつうじて、仲よくスルーしていくなあ。

付き添われっている人がほとんどのなかで、かなり弱っているかに見える人が、ひとりできている。

思わず声をかけそうになった。自分もよたよたのくせに。

前日、妹の友人からメールで何かあればすぐ連絡を、とあった。

妹はいい友人をのこしてくれている。何かにつけて、声をかけてくださるのである。

ここのお宅では老夫妻より外で働く若夫婦や孫がすでにすませたらしい。

どうも我が町の行政はのんびりというか、起動力にかけていそうとぼやいていた。

注射後の症状だが、山ほど聞いていたが、スカみたいだった。

腫れもせず、赤くもならず、やや痛いだけ。

そこにどの会場かは明記ないが、間違って空打ちをした、とニュースが入る。

え!マサカ私は?などと接種後も様々に心揺れるワクチンかな。


〇駐車場で注射

2021年06月25日 | ボケ確率アップの立場です

いよいよ我が町の80歳以上にワクチンの順番がまわってきた。

私も市の大駐車場でワクチンの注射の予約をいれた。

まて、駐車場で注射。ダジャレだ。

で、3か所ある注射会場のうち、駐車場の会場は人気がなく、空があった。

というわけで私はらくちんの予約がとれたのだけど。

人情としては、病院かせめて公民館などでうけたいと皆おもったらしい。そちらは満員だった。

行ってみるとやはり、駐車場での医療行為は最悪とみえた。

まず、コンクリートの広い空間にすべての音声や物音が反響し、何を云っても聞かれても意味不明。

いいのでろうか。

そこに、とぼしい灯の中で医師は受診者を観察することになる。

わかるのかなあ。

年寄りはそれでなくても耳はとおいし、顔色もすぐれない。

が、そんなこと気にしている者は居ない。

とっとと流れ作業で到着して15分でOKだった。素早い。

 


〇身に染みるワクチン

2021年06月19日 | ボケ確率アップの立場です

近くの予防注射センターでは、85歳以上の人が接種をうけている。

みな左右からつきそわれ、杖にすがり、車いすにのり、大変。

その姿をみつつ、ふぃと、妹がいたら私の接種時にはついてきてくれたのだろうなと思う。

弱気になっている私。

テレビでは91歳の女性が一人で受けている姿を流していた。

私、この人に完全に負けている。歩き方といい、お顔のいきおいといい。誰にも頼る様子を見せていない。

まあ、テレビカメラのせいもあろうが、それにしてもしっかりされている。

そんなとき、姪からメールが来た。ワクチン接種に付き添いましょうか、って。

思いがけない気配りに胸がキュ。やっぱりうれしいんだ。

こうしてワクチンがらみのなか、自分がまわりから気遣われ、保護されていることが、身に染みる6月の雨、かな。


〇21世紀の子供

2021年06月14日 | ボケ確率アップの立場です

公民館の講座に行くのは暇つぶしである。

面白いこともないし、行くところもない。

公民館が年寄りの元気取りに開く講座は、年寄りだらけ。

演題にも苦慮しておられる模様。

この度の外題が「生命とは」。あってるのかいないのか。

ほかに行くところもなし、人の集まる安全なところといえば公民館しかない。

で、3回にわたって聞いた話が近代科学による生命について。

例えば臓器移植。そのために必要な新鮮な遺体にまつわるはなし。

生殖医療。同じ産むなら有利な子供を産みたいと思うのも時代である。

しかしこれはどれもオソロシイ未来を想像してしまうはなしではないか。

生殖医療分野では日本が一番進んでいるという。

理由がすごい。取り締まる法律がないそうな。

良いのか日本。いや、人類。万能無欠点の怪物人はごめんである。

 


〇老人にかかる電話

2021年06月08日 | ボケ確率アップの立場です

くに派出所がある。

妹がいたころに,ちょこちょこお世話になったところだ。

最後などは検死にまで立ち会ってもらっている。

解剖が決まるまでの時間、私の傍に付き添っていた警官は優しかった。

私に何を話しかけていいのかわからなかったのだろう、自分の身の上話を聞かせてくれていたように思う。

不思議な時間だった。

昨日、そこから警官が来た。

近所で電話サギが頻発しているという注意だった。

狙う相手はひとり暮らしの高齢者ばかりだとか。

昨年はうちも老人とはいえ二人住まいだった。

今年、一人になってしみじみと感じるのは「危うさ」。

繫った電話が、知り合いなのか、重要な話なのか、悪い電話か。

出ないといけないのだろうか、無視すべきなのか。

二人ならなんてことなくパスしたのに、一人になれば考えるのである。

コロナで長時間誰とも会わず、話すあいてもない。

そういう時に掛かる電話は、老人にとって罠への誘いになる。

ふたりで居た時には笑ったもんだ。

なんで年寄りって、やすやすと偽ムスコにだまされたり、ありもしない還付クンについてゆくのかと。

だが一人になると、そうではない。電話という誘惑にまける。

話をしたいばかりに、人の声をききたくて、出てしまう。

まして、おちょくったり、遊び道具などにしていては、いつかひどいめに会うだろう。

 

 


〇ワクチン騒ぎ

2021年06月04日 | ボケ確率アップの立場です

我が町にもいよいよコロナワクチンがやってきた。

始めは大して乗り気でもなかった私も、四波に負け、ワクチンに頼ることにした。

が、まわりを噂ばかりが飛び交い、実態はなかなか近づいてこない。

そういうときに忍び寄るのが悪い、イケナイ噂。

〇あの人はもう、コネワクチンをすませたらしい。

〇だれそれに頼めばカンタンだとか。

えー、そんなのあり?

おどろくことはない、もっと面白いのがある。

〇ワクチンは陰謀である。ワクチンをしたら死ぬ。

〇謎の電波とワクチンが作用して人体を犯すからワクチンは絶対避けよう。

 私の遠い耳に入っただけでもこんだけある。

おちょくってはいけない。コネについては新聞だネになっていた。

そして、ワクチン拒否団体というのも今朝の新聞に登場した。

ほんまかいな。