妹が居なくなってお金が減らない。食べ物がへらない。トイレペーパーがへらない。
電気ガス水道料金が減る。ゴミがでない。家がよごれない。洗濯物がすくない。
こういう生活、むなしい。
去年の今ごろは、痛い腰をささえつつ、妹に作ってやっているんだ、ありがたくおもえ、と言わんばかりな生活をしていた。
そのじゃまな者がいないむなしさ。
何をしても、喜ぶ相手もなし、笑うことも仲よくも、反発もない。
あるのは妹が生活していた空間だけ。そこに妹が生きていた跡が広がっているのが、私にはむなしい。
若葉が萌えるのに、どこもクローズで賑わいのない町並み。
これはボケやすさアップ族には良くないなあ。