同じマンションに住む高齢者を誘って、家で落語会をひらこうとした。
チラシを作り、日ごろ声をかけるような人に配った。
しばらくしして「出席」の返事もとどき、いそいそと準備をする。
毎日が楽しい。
が、いよいよ開催という間近になり、キャンセルがでた。
それも全員から。
一人が行かないとなるとみな将棋だおしである。
なぜなのか私にはわからない。
道で声を掛け合うのは良いが、家にいくのは気が重いのか。
それならば初めから断ればいいと思うが。
なぜ一旦はいい顔をするのだろう。
私のうきうき計画はあえなくついえた。
人の付き合いの微妙さを私はキャッチできなかったのか。
それとも落語が苦手だったのか。反省はしたが答えナシ。
ごく親しい友二人と仲間で、いつもとは違う盛り上がりをした。
それはそれでまたよかったのであるが…?