整形美容には関心があった。
が、自分が行くところとは思っていなかった。
それが85の誕生日を目の前にして突然行ってみようという気になった。
原因は旅行のために取ってあったお金である。
足腰が不自由になって旅行にさえいけなくなった。
が、このお金で何か今迄体験しなかったことをしたい。
という経過の後、ある雨の退屈な日に、整形美容院という殿堂に行ってみた。
行ってみると、そこはかなり心地よい空間であった。
自分の残された年月をどのように生きたいか、という話などもまじえ、カウンセリング的な半日を過ごした。
結果、私は首のイボ、皺などを取り除くことにした。
これは精神的にさっぱりすると思えたからだ。
今の整形は、メスはつかわないらしい。
超音波や、クリームでしわやシミとりをするらしい。
私が考えていたものとはちがう。
午前のカウンセリングと、午後の処置で、まるまる一日たのしい「余時現世界」の旅ができたではないか。
結果はって?それはいいの。よくなれば好、ならなくてもともと。
でもなんとなく、顔にハリがでたような。色が白くなったような。
要は気持ちナンダろう。
お値段。1日の団体旅行よりも、お高いが、豪華で楽しかった。