突然声が出なくなった。
昨年は喉からの出血でややパニックったが、今回の声がでない、は落ち着いていた。
声が出ないだけのオソロシイ病気などないと勝手に判定していたからである。
しかし間もなく全国開業医が扉を閉ざす。
ここは老人の弱目、念のため医者に駆け込む。
結果、てんこ盛りのお薬を担いでもどることとなった。年越しの分であるためだが。
私にはそれ以前に内科の薬、精神科の薬、整形外科の薬という、先住薬がある。
今回の耳鼻咽喉科の薬に上陸されて、とまどっている。
多いのである。
友人は、適当に省いておかないと、薬の副作用で病気になるとおどした。
老人医学では70歳を超えたら薬は5種までと警告しているが。
老人科の説には見向きもしない他科。
薬局も医科から分離してもこれを監視するわけでもない。
ここは自己判断にまかされるのだなあ。
友は、薬など飲まないでしばらくはしゃべるのをやめよ。
なるほど、それは言える。役に立つ助言だ。
年も迫り、世間はざわつくが、年寄りは暇だし、当分はしゃべりたくても相手もないし、良いか。