ここしばらく曇りの日がつづく。
人の気分というのは天候に支配されるらしい。
どうも気分は暗くなりがち。
そういう時に「老人よ表にでよう。外に出てやりたいことをやれ」「金は残すな、使い切って死ね」
うんぬんと高齢者に勇ましく発破を掛ける宣伝や書物はおおい。
すぐ乗るタイプの私だが、こんな雨がちな曇り日には元気がない。
威勢のいい言葉はかえって疲れ、落ちこみぎみである。
物忘れも一段と早くなり、1秒前のことさえ忘れる。
いよいよ来たのかと思えば限りなく不安である。
まあ、いっぺん外に出てみれば、気分はまた変わるけど。
お、天気になってきたらしい。