中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

熊さん、、、受難?

2022-07-08 10:29:41 | Weblog
切り抜きは、地元新聞7/7の朝刊記事から、、、

従来よりこのブログでは、熊さんをあながち贔屓目に書いていた訳では無いことを、専門家が語ってくれた、、、
エゾシカの様子は、統計の数値よりも多いものと日頃から実感している。食べ尽くしたから山を下りる、森から出て来るは、容易に想像が出来るというものだ。
道北地方では、今や鹿は珍しくも何となく「奈良公園並み」と、地元の人は苦笑いするだけ、、、

熊は雑食と言うよりも草食に近いのだから、全ての熊が好き好んで人を襲っている訳では無い。得体の分からない人里はリスキーなだけであり、驚いたり、困ったりしての行動が、結果として不本意ながら人との抗争(襲った様に見える)となっている、、、と、私は思っている。
第一にあの体型、、、小動物を追っかけて獲物として襲う器用さは想像が出来ない。せいぜい冬眠準備としての蛋白源として、遡上する鮭や鱒を獲るだけ、、、
人間の方では「突然、、、」として驚くけれど、熊の方はもっと前から人を観察ていて、どうにも不都合な状態が続き過ぎて我慢できなくなり、結果として人を襲ったりするものと理解している。普段使用している道(獣道)に、人がいつまでもウロウロしていれば、やむを得ずに何とかしたくなると言うものだ、、、行動予定もあるだろう。人間だって「おい、いい加減に通り道を開けろや、、、」となる、、、。多くの場合、きっとそれと同じなのだろう。
鹿のメスは、1歳となれば妊娠する。その強烈な繁殖力で増え続けている。草やイチゴ、木の実などを食い尽くすと、今度は立ち上がった高さまで若木の樹皮を食して、山を荒らす、、、結果として洪水の遠因となると言っても過言ではあるまい。

何か事が起きると「、、、日本人は、兎角同調圧力が強いので、、、」と、まことしやかに自己否定する意見が出て来るが、長い時間をかけて培った島国日本の住民の特性を自虐的に卑下する必要はない。日本列島、、、源氏物語の様な文学作品や精密な寺社の建築、、、科学にしても然り、、、独自の発展や文化を培って来た、、、
自然も人の営みも、グルッと回っている、、、自分を主張をすることも必要であるが、自分だけの主張ではいけないことに尽きる。無人島では無いのだから、、、

熊さんの食事からやたらと話が膨らんだが、どうにも、思いやりと称した、点に拘った様にも見える幼稚化教育?が進んでいる様に感じてならない、、、

追記;狼が絶滅したので、鹿の天敵が居なくなった。里山が放置されて荒れた、、、この二つが、鹿の増えた理由とされていることも多いが、狼が絶滅した本当の理由は、鉄砲では無しにジステンバー(明治以降に洋犬か持ち込んだ)という説が本流らしい。
コメント
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