Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

赦しから感謝へ

2006-10-17 07:58:42 | 言葉・本
アメリカ合衆国の、
アーミッシュの子供たちの通う学校での事件。

アーミッシュの人たちが、犯人の家族を赦した。
赦した、というより、恨んだり憎んだりしません、
という事なんだろうな。

死んでしまった犯人も犯人の家族もアーミッシュではない。

でも、アーミッシュの人たちの赦しに、
残された家族は心から感謝したという。

どんな出来事にも "原因" がある。
それを無視して、起きてしまった事に対してばかり、
責任や罪や報復を考える。

その "原因" に自分が絡んでいるかもしれないのに.....

"原因" を突き詰めて行ったら、
もしかしたら誰も悪くないのかもしれない。

だから、時には赦しが必要なんだろう。
出来る限り多くの赦しが必要なんだろう。



 「でも、ひとは弱いから、目に見えるなにかに罪を背負わせようとする。」
『疾走』 重松清