捨てるのは 犯罪です

こんなニュースも。

「ペットショップ開店断念」　犬１８匹捨てた疑いで逮捕

神戸市兵庫区の住宅街で６月末以降、ボルゾイなどの高級犬が相次いで見つかり保護された問題で、兵庫署などは１０日、これらの犬を捨てたとして、同市垂水区高丸４丁目のパチンコ店員清林伸吉（２６）と、アルバイト楠本ひとみ（３３）の両容疑者を動物愛護法違反（愛護動物の遺棄）容疑で逮捕した。
ペットショップ開店準備のために飼っていたが、「餌代が高くつくなどしたので捨てた。誰かが拾ってくれると思った」と供述しているという。　(ネットニュースより抜粋)

【改正・動物の愛護及び管理に関する法律】第五章　罰則　第二十七条３　愛護動物を遺棄した者は、三十万円以下の罰金に処する。

この３０万円以下..　には思うところあるけれど、それはさて置き、
このような法律によって規制されなければならない我が国の現状、
そしてそれでも尚減ることのない不幸な命です。

この罰則によって、業者だけではなく一般市民であるあたしたちも罰せられます。
３０万円がどうのこうのではなくて、捨てることは犯罪に値する悪いことなんだということを知って欲しいです。

今年６月から動物愛護法が改正実施され、
その中で、動物取り扱い業者の規制　も新しくなりました。
ペットショップを営むのであれば、ショップの場所の都道府県知事に対する登録が義務付けられました。
動物取扱業の登録をせず、又は虚偽の登録をした者に対しては、30万円以下の罰金に処せられます。

仮にもペットショップを開こうと思っていた人たちが罰せられました。
捨てることが犯罪になるということを知らなかったのでしょうか？

ペットショップを営む人は動物が大好き！　そう思っていたのに、
そんな思いが見事打ち砕かれる今日この頃です。

狂犬病予防接種について考えよう の巻 その２

昨日の記事ですが、もうひとつ他の新聞の記事をば。

　【同チームは飼い主が散歩に連れ出した犬やマイカーに乗せられた犬などを徹底的に“摘発”。「この犬は家族の一員。見逃して」と泣きながら哀願する女性飼い主の前で、愛犬がこん棒で殴り殺される様子などを各紙は伝えている。】


遠い異国での話、日本では考えられない嘘のような話..　とは思えなくて。

日本じゃありえない！　って思えたらいいのだけれど、
そうも思えず。
多国籍国で暮しているせいかもしれない。
ここには多くの中国人がいるし。

狂犬病は恐ろしい病気です。

我家は、、猫ですが、狂犬病予防接種を受けています。
接種していないと帰国出来ないという検疫制度の義務化によるものでもありますが、それだけではなくて、やはり狂犬病が日本にいる時よりも身近に感じることができるからかもしれません。

我が仔のことを守れるのは、あたしだけだから。

見逃して！　と泣きながら哀願する飼い主の目の前で愛犬が撲殺されたとあります。

ここまできてしまったら個人の力ではもうどうすることも出来ないことだと思います。
今の日本の狂犬病予防接種の普及率の低さを思うと、他国でのこと　って済まされることではないと思うのだけれど。

犬と暮していたのは昔のことになるあたし。
おそらくその当時とは登録の仕方、予防接種についても異なる部分があるはずです。
あたしもこれを機に、日本の我市でのことを調べてみようと思いました。

狂犬病予防接種について考えよう の巻

結さんのブログ　「おしゃべりなしっぽ」　の記事　でびっくり。
リンクさせていただきました。

まずは、朝日新聞の記事を　(以下)

　狂犬病防止で犬５万匹を一斉処分　…中国・雲南省牟定県
2006年 7月31日 (月) 18:50

　【北京＝杉山祐之】３１日付の中国各紙によると、中国雲南省牟定県の県政府が狂犬病による人の犠牲を食い止めるためとして、７月２５日～３０日の間、警察・軍用犬を除く県内の犬約５万匹を残らず殺す一斉活動を行った。
　これまでに９０％以上の犬が殺されたという。

　同県では４月以来、３人が狂犬病で死亡。その後も犬が人をかんだとの情報が相次ぎ、県政府は、公安局長をトップにした「打狗（犬退治）隊」を組織、厳しい「犬狩り」を行った。

　街頭でペットを殴り殺された女性がいた。車の検問で見つかった犬は、その場で殺された。安楽死させられた犬もいた。飼い主には、１匹５元（約７０円）の補償金が支払われたという。


中国といえば、日本からもそう遠くはないし、ここマレーシアからも。

日本を基準に考えがちだった日本生まれ日本育ちのあたしでしたが、
多国籍国での海外生活を送る中で、日本の良い所も良くない所も見えてきて、
国によってそれぞれ歴史もあるし(宗教と生活の密着とか)、それなりの理由とか..などなど、軽々しく賛否を論じてはいけないって学んでいるけれど、
でもこれはあまりにも、今の世の中の流れと逆行しているのではないかしら？　って思ってしまいました。

他に何か方法があったのでは？　

我が国も、海外からの狂犬病の侵入を防ぐために、検疫制度が強化されました。
それはそれは、時間も脳みそも使う制度であります。
そんな日本であるにもかかわらず、日本国内での狂犬病予防接種の普及率が低いのはなぜ？
犬と暮していた昔のあたしでさえ、当たり前のように接種していたのに、
なにがどうしてこんなにも低い普及率になってしまったんでしょか？