猫人雑記

「あたしのにゃにゃにゃにゃんな毎日」
マレーシアからの帰国子女3匹+1匹+人間たちの徒然

旭山動物園

2008-10-27 | 猫との暮らしの中で...
先日、友人を待っていて、ふら~っと立ち寄った紀伊国屋でふら~っと購入した本


『<旭山動物園>革命』 ― 夢を実現したプロジェクト
 著) 小菅正夫旭山動物園園長 

タイトルや、帯に書かれた小見出し?での第一印象以上に
興味深い本だと思う。

あたしが動物園に対して思い描いていたイメージも大きく変った。

動物園に対してだけに言えることじゃないことも沢山書かれていると思った。
夢を実現するまでのビジネス的試行錯誤や、
役所とのあれこれ、人動物のことだけでなく、
この人の、人との関わり方も興味深い。

今日読んだ箇所に(まだ途中です)、

地球上の生物の命はみな平等で、ペンギンの命はたまたまペンギンという入れ物の中に入っているし、ホッキョクグマの命はたまたまホッキョクグマという入れ物に入っているだけ、人間も然り.... 

…のような内容のことが書かれていた。

うひょひょ、、

この言い方、凄くわかりやすい。

平等な命だけど、まとった着ぐるみで、ペンギンはペンギン、ホッキョクグマはホッキョクグマ、人間は人間で、猫は猫。

同じ命だけど、入っているもので生態も変わる、、(←そんなイメージ?)
そう思うと一層動物と共に暮らすことが、凄いことに思えた。
猫との暮らしの中で、つき合えばつき合うほど奥の深さを感じていたから。
共生という意味も、より重く感じることとなった。


作者の動物の死に対する考え方にもあたしは共感出来た。

「あれれ、最近ここの子達減ったよなぁ...」
良く行った動物園で、頭数が減って気になったことがあったから。

作者は、死をもきちんと伝えることで『生』を感じてもらおうと、、
...というか、死を思う?感じる?ことが、『生きる』ことを感じること?

そんな考えではないかと思うの。

死んだ報告に対して、

「動物園は沢山の動物が死ぬんだね」のような言葉を聞くらしい。

これって???


読みきっていなくて消化しきっていないけれど、
展示だけの動物園じゃないことは確かだし、
動物園の人たちがいかに動物たちの命を重んじているかがよくわかった。



○月○日
キリンの○○ちゃんが死亡しました
.... etc.

その手書きプレート(あえて手書き)からも、
手書きだからとかじゃなくて、その動物に対する愛情を感じた。
なんだろなぁ、、
自分の感想なんだけれど、上手く表現できないのが悔しい...

人と動物との原点(大袈裟な風だけれど、そんな感じなのだ)のようなものを
感じている。
...これ又まだ上手く消化できていなくて、上手く表現できないけれど。

あたしが動物園の動物だったら、ここなら住んでみたいと思った。

行きたい行きたいと思っている場所だったけれど、
より強くそう思うようになった。

あたしが動物たちを見るんじゃなくて、
動物たちに見てもらいたい!!  なんだかそんなかんじ。

そして絶対に冬!!

冬の動物園は、元々好きだったんだけれど、
もっとそう思った。

ただ、、

問題は、

その寒さにあたしが耐えられるかだけれど。