くにづくり日記まーく2

小説サイトじゅうや帝国の日記です♪

より美味しくなりました

2005-09-14 21:54:08 | Weblog
今日は松屋に行って、豚めしを食べたのです。
なんだか牛めしと共に新作になっているようで…。
味が妙に濃くなってしまったような気がする。なんだか見てくれからして色が濃い。
たまたま下の方に溜まってたのを出されただけかも知れないけど(笑)
もしこれが新作の味だとすると、以前のほうがよかったなあ、なんて思う今日この頃。
というわけで、今日の更新も日記と小説でございます。

で、冒頭の話の続きですが。
お菓子でも食品でもよく「さらに美味しくなりました」ってのありますよね。
それ見るたんびにいつも思うんです…。

実際に美味しくなったためしがない!

いや、別にまずくもなってはないとは思うんですけど、普段食べているようなものが「さらに美味しく」なってしまうと、今まで食べていたのと微妙に味が変わってしまって、その違和感が気持ち悪いんですよ。

例えば、白地に緑、赤、黄色の斑点のコントラストが素敵な「ヤクルトミルミル」。
僕はこれが大好きで毎日のように飲んでたんですよ。
でもこれも「さらに美味しく」なったことがあって、妙に甘ったるくなってしまったんです。
それがきっかけになって、飲むのをやめてしまった。ああ、ミルミル…。
しばらく経ってから飲んだときはすでに以前の味は忘れていたんで、なんの違和感もなく飲めましたが(笑)

そういえば、ふと思い出したんですが「カンザス計画」だったかな…。
一度、アメリカのコカコーラ社が、コーラの味を大々的にリニューアルしたことがあったらしいんです。
つまり社運をかけて「さらに美味しく」したわけですが。
それがとんでもなく不評で「むかしの味を返してくれ!」って内容の抗議が殺到、売り上げが激減したらしいです。
で、結局数ヶ月でむかしのコーラがコカコーラ・クラシックとして発売再開されたとか。

まあとにかく何が言いたいのかと言えば、ヨケイナコトをするなと言いたいのです。
確かに、進化を志さなくては発展もない。「より美味しく」その精神はとても尊重すべきものです。
しかし、頑なに守っていかなければいけないものも存在するのです。
例えば「カンザス計画」のコーラがなぜ不評だったのかと言えば、まずくなったこともさることながら、小さいころから飲んでいたコーラの味が変わってしまったことによって、その味に染みついていた思い出もいっしょに壊されてしまった気分に陥ったからだと聞きました。
その食品を支持している人たちは、「今のこの味」が好きなのです。
既存のものが「より美味しく」などならなくてもいいのです。
そんなことをするヒマがあるのなら、別の「より美味しい」新しい食品を作るべきなのです!

うむ…。語ってしまった(笑)