大阪ネット通信(20年6月16日号)
「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット
子どもの安全より「君が代」斉唱最優先をゴリ押しの府教委糾弾!
6月11日、大阪ネットの「コロナウィルスへの感染防止のため入学式での『君が代』斉唱中止の緊急要請書」について、府教委と約1時間に渡って交渉。「多人数が集まっての斉唱が飛沫感染の危険性があるからこそ、大阪市教委や都教委も含めて全国的にも斉唱(演奏等)はしないとの指示の中で、なぜ斉唱を強制するのか?」「可能な限り、より安全な対策をするのが教育行政の立場でないか」等の追及がされた。
しかし府教委は、「国や府の対策本部(5/21)では、6月15日からは感染対策をしたうえで、学校行事も通常で可としている」との一点張りで、その科学的根拠を説明できず。また生徒・保護者の中で感染への不安から出席できない場合は、欠席扱いとなるのか」との問いにも、「校長の判断により出席停止等の扱いも可」としながらも、「欠席とすることもある」との対応は変えなかった。〔たとえ欠席扱いしなかったとしても、「君が代」斉唱があるがために、出席できなかったという不利益を受けることになる。また教職員についても同様の場合で式場内に入らなければ、処分の可能性も〕
時間切れで終わったが、やはり入学式は生徒の新たな学校生活を祝い、今後への安心・希望を抱いてスタートする行事としての意義より、あくまで「君が代」斉唱・国家意識を植え付ける場として位置づけられていることを再確認させられるものであった。今後も府教委による強制反対の取組みを継続して行きたい。(以下の集会でもご報告)
6/28(日)14時~大阪ネット集会「コロナ危機と卒入学式」
①今年の大阪での卒業式・入学式の状況
②根津さん講演「『日の丸・君が代』の刷り込みをやめさせるまで私たちは」(20年3月高裁逆転勝訴に至るまで)
③現場からの報告 ④今後の闘いにむけて
〔エル・大会議室〕一人おきの着席・マスクの着用等のご協力をよろしく
根津さんは、94年の最初の処分以来、2009年に至るまで、「日の丸・君が代」や教育内容にかかわっての重なる減給・停職等の処分を受ける中でも、生徒・保護者や市民とともに教員としての良心・信念を貫いて闘ってこられました16年最高裁での07年停職処分取消しに続いて、今年の控訴審判決では09年停職処分取消しの逆転勝訴を勝ち取られました。この間の総括的お話をたっぷりお聞きし、大阪での今後の闘いにも活かしたいと思います。皆様のご参加をよろしくお願いいたします。
6/20(土)「改憲」と「戦争」に導く教科書NO!教科書問題を考える枚方の集い
午後6時~枚方サンプラザ5階第3室〔京阪枚方京都寄り改札口右手の隣接建物〕
6/22(月)反森友デモ(18時~大阪城公園)