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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

“維新の申し子”ーー吉村洋文大阪府知事

2020-06-12 16:05:00 | 大阪の教育
吉村洋文大阪府知事は、テレビで見る限りとても真面目かつ努力家に見える。コロナ対策にも熱心に取り組んでいるように見える。だが、師匠と言ってよい橋下徹氏譲りのツイッター政治で大阪府教育庁頭越しの発信は何度も学校現場を混乱させて来たことは、実はあまり知られていない。

また、大阪府知事がマスメディアに露出するのは必ずしも悪いことではないかもしれない。しかしあまりにも度を超えていないか。これでは、メディア政治家と揶揄された師匠橋下徹氏を超える勢いである。メディアは作られる・メディアは構成されているーーこれはメディアリテラシーにおける基本中の基本であるが、残念ながら露出の多さに比例してして人気は高まって行くようである。実態を知らずメディアが作った吉村洋文像はどうやら一人歩きを始めたらしい。中には、そのイメージから総理になってほしいという声も起こるほどである。

しかし、全国の皆さん、吉村さんが、というよりは、維新の会がいったい何をして来たか、よく見てほしい。まず最初に言っておかなければならないが、吉村洋文知事の言動は寸分違わず師匠橋下徹元市長と同じである。つまり吉村洋文イコール日本維新の会であり、大阪維新の会である。

今回デモリサラジオに特別ゲストとしてお招きいただき、維新の教育施策の問題点を話させていただいた。維新政治下において最大の問題点は、対話がないこと、である。維新施策は尽く対話を阻害するようにできている。教員人事評価といい、チャレンジテスト制度をはじめとする教育施策において現場すなわち学校の校長はじめ教職員と教育行政との間に対話が成り立っていない。ここ10年ほどの大阪府・市の教育行政のあり方を見て来たが、ついに教育は政治の僕になってしまったかと思うほどである。教育施策を決定するにおいて現場の声など聞かずに政治が判断する。教育行政はその政治に忖度するのがすっかり習い性になってしまったかのようである。民意すなわち選挙で選ばれた首長が決めて当然と彼らはいうが、何も市民は全権委任をしたわけではない。ところが維新の教育施策ときたら、市民不在の独り決めと言ってよい。
さて、全国的にも人気が高まっている吉村大阪府知事であるが、その実体はいかなるものか?吉村知事に理想とすべき政治目標はあるのか?どうやらそんなものはなく、ただただ師匠の橋下徹氏の意のままに動いているように見えるのだが。つい最近も師匠に忖度したのか、このコロナ禍で予算はいくらあっても足りないであろうに、橋下市長時代に肝煎りで作らせた御堂筋イルミネーションはどんなにお金がかかろうがやるという。
夢はないが野心はあるーー政治家としておそらく彼の理想とすべきものなどないだろう、あるのは師匠橋下徹氏に認められたい野心のみだ。では、橋下さんの野心は何だろう?私は日本に道州制を布陣した後の大統領ではないかと見ている。そのためには吉村さんという忠臣は是が非でも必要なのだろう。

2008年、橋下徹さんが大阪府知事に就任して以来、格差と競争を激化させ、大阪の学校にどれだけ活気がなくなってしまったことか。それを受け継いだ吉村現知事、一見世間受けしそうな施策は持ってくるものの、現場との意思疎通は一切なし。盛んに府立高校にオンライン授業の発破をかけているが、これで教育格差はますます広がることだろう。
いったい全体、このままでいいのか⁈ デモリサラジオにお招きいただき、思う存分大阪人から見た吉村さんについて語って来た。ご覧いただければ嬉しい。
https://youtu.be/_mAx3Qergk4

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