いったい、“言葉”というものを石原元都知事はどう考えているのでしょうか?都知事時代に行なった「君が代」強制政策の数々、それによって多くの教職員を処分によって苦しめたことを考えれは、口が裂けても「僕、国歌 歌わないもん」とは言えないはずですが…。
それに比して被処分者、再発防止研修を強制される田中聡史さんの“言葉”の真摯さ!「最高裁がどう決めようが、僕の良心が僕に立つことを許さない」。魂から発せられた“言葉”の潔さは私たちの心に響きます。
東京都教育委員会が「君が代」不起立者に行なう再発防止研修とはいったい何なのでしょうか?
石原元都知事「僕、国歌 歌わないもん」~「再発防止研修」の茶番つづく
「僕、国歌 歌わないもん」。石原元都知事のプラカードがひときわ目を引く。4月4日、今年も卒業式で「君が代」不起立した教員に対して、「再発防止研修」なる転向強要が行われた。会場の東京・水道橋「教職員研修センター」前には、約60人の人が集まり抗議の声を上げた。石原元都知事は「君が代」強制の張本人。その人間が『文學界』3月号に堂々と「国歌なんか歌わない」と公言したのだ。都教委は10年以上、国歌を起立斉唱することを強制し、400人以上の教員を処分してきた。それに基づき、この日も減給処分を受けた田中聡史さんなど3人の教員が、3時間以上にわたって強制研修をさせられた。憲法を踏みにじり開き直る「茶番劇」は、いったいいつまで続くのだろうか。(M)
↓「再発防止研修」会場前を固める都教委職員
↓澤藤弁護士が憲法違反の「研修」をやめるよう訴える。澤藤弁護士発言(ブログ)
↓石原発言に対する抗議プラカードがいくつもあった
↓石原氏は、仕方なく歌うときは「君が代は(天皇の世は)」ではなく「わがひのもとは(私の日本は)」と歌詞を変えて歌うそうだ。
↓研修後の報告。鈴木たけしさん。「研修はイジメ・嫌がらせだった。振り返りシートで、自分の意に反する文章を書かされた。読みあげることまで強要されたが読まなかった」
↓田中聡史さん。「研修官は職務命令合憲の最高裁判決をもちだした。私にとって“起立斉唱することは自分の良心がとがめること”。裁判所が決めることではない。私は思想・良心の自由が侵されたと感じ、行動している」と研修官に反論したことを報告した。支援者から大きな拍手が起きた。
↓会場前では抗議のコールが続いた。
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