4月19日、全国的なネットワークづくりについて、いろいろな視点から話し合いました。話はなかなかまとまらず、翌20日に持ち越されたのですが、その時、宮城県の小学校教員の土屋聡さんからなされた提起です。これってとっても大事なこと、そう思いました。みなさんも読んでください。
2014.4.20.
ネットワークの意義 土屋聡
1 誰に訴えていく運動なのか。
◎ すべての市民。ことに子どもと子どもに関わる人へ。・伝わる人、伝わりやすい人、既に出会っている人だけに留まらないこと。
2 何をする運動か。
◎ 「日の丸・君が代」の強制処分に対する闘い
◎ 憲法改悪と憲法改悪に連動した「教育再生」「教育 基本法改悪」の具体化に反対する闘い
◎ 全国の教育現場でのあらゆる人権侵害を許さず、平和と民主主義の教育の取り組み
3 教員を中心にした(市民)運動と既成の市民運動との関係。
◎ 参加するそれぞれが、闘いの現場をもっていること。 ・〝ここ〟は、政党・グループではないので、それぞれがあちこちで多彩な関係を築く。闘いの現場を持たない「評論家」にならない。
4 全国ネットワークはどのような「組織」なのか。「組織」であるのか否か。(「組織」と「ネットワーク」の違い)
◎ 「組織」ではない。出会う機会をつくり、互いの応援体制を整えるコーディネーターである。 ・全国の孤立させられている未知の仲間が、全国に訴えるステージを作る。スポットライトを当て、アンプで声を増幅する。チラシやネットで、告知する。というイメージ。
5 既成の労働組合が現場の闘いに力を持ち得ない状況になってきている。この状況で私たちの運動は何を模索するか。
◎ 原則を示す。貫く。と同時に、柔軟な新たな手段を講じる。
6 現場の状況に即した運動の模索
◎ 個々の闘いの現場に駆け付け合う。
7 情報交換としての役割
◎ ありとあらゆる手段を講じる。「情報」に留まらない、顔の見えるリアルな関係を築く。