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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

『ソハの地下水道』を観て(Y)

2012-10-08 22:37:02 | 
映画『ソハの地下水道』を観て(Y)

テアトル梅田でやっている『ソハの地下水道』(舞台はポーランド)という映画を見に行きました。
「この映画が光をあてるレオボルド・ソハという実在の人物は、下水修理に携わる貧しい労働者であり、コソ泥で詐欺師でもあった中年男だ。ずる賢いうえに風貌も冴えず、およそ映画の主人公には似つかわしくない。当初はユダヤ人をただの金づると見なしていた
男が、なぜ処刑されかねない危険を冒してまで多くの命を救おうとしたのか・・・?」

(パンフレットから)
ソハは、コソ泥はやっても、あるいは、最初は金のためにユダヤ人を助けても、決して、ユダヤ人がいるとドイツ軍に密告して、金を得ようとはしません。
しかし、ソハを動かしていたものは、それは、『良心』とも『思想』とも、また、『使命感』とも違います。
それは、何でしょうか?
命の危険を冒してまで、ユダヤ人を助けようとするソハを動かしていたものは・・・
いや、そんなものは何でもいいのです。すぐに言葉で理由づけようとする僕の悪いくせです。
とにかく、死の危険にさらされていたユダヤ人たちを命をかけて助けようとした。
『日の丸』『君が代』と天皇制にたいする拒絶も、これでいいのです。
おかしいから・・・許せないから・・・、立たないし歌わないし認めない。
人間の本性的な行動ということでしょうか。また、言葉で語ろうとしています。

この「レオボルド・ソハの支援によるユダヤ人グループの苛烈を極めた」地下水道での生活、それは下水の悪臭の中で臭い、また光のない、死と隣り合わせの生活でした。

それが、実に14カ月続きます。
最後のソハの「オレのユダヤ人」ということばが、印象的でした。
映画では、ユダヤ人を人と思わないドイツ軍=ナチスの残虐な場面もたくさん出てきます。

日本の侵略戦争のなかで、ソハのように朝鮮人・中国人・アジアの人々を命をかけて
助けた日本人がいたのでしょうか?

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