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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

5/22 大阪市議会教育子ども委員会の傍聴を!

2017-05-10 22:35:12 | 教科書
大阪の会の伊賀です。

■5月9日、大阪市教育委員会議で2015年の育鵬社教科書採択の不正をめぐって私たちが追及してきた問題点のいくつかが改善されるという画期的な成果を得ました。

・教育委員には審議との「利害関係」についての規定があるが、教科書採択は特別なので選定委員同様「誓約書」を取る。
・採択会議は、直接傍聴の方向で進める。
・調査報告、選定員会「答申」では、「特に優れた点」と「配慮を要する点」の両方が明らかになるものにする。
・できるだけオープンな場で議論する。
・市民アンケートの集計の仕方についても数を強調しない
などです。

■大阪の会では、次の大阪市議会に向けて、下記の陳情書を提出しました。
教育委員会での議論を踏まえて大阪市議会でさらに採択制度の改善が進むように働きかけを強めます。

次の大阪市議会教育子ども委員会で下記の陳情書が審議されます。
多くの皆さんの傍聴をお願いします。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□
大阪市議会教育子ども委員会の傍聴を!
■□■□■□■□■□■□■□■□■□

■日時 5月22日(月) 13時~
■傍聴受付場所 大阪市役所P1階傍聴受付 
  傍聴を希望する方は、委員会開会予定時刻の30分前から先着順

****************************

大阪市の教科書採択方式の改善に関する陳情書

[陳情趣旨]
本年 3 月 3 日に出された「教科書採択についての外部監察チームの報告書」
(以下「報告書」) に対し、3 月 21 日の教育子ども委員会において厳しい批判が
なされました。「大山鳴動して肩透 かし」「不正があぶり出せなかった、疑惑が
残った」「極めて不十分、部分的な報告書だ」と。 とくに「報告書」に一番求めら
れていた大阪市教育委員会関係者と育鵬社・フジ住宅との癒着 疑惑に関し真相の究
明がなされておらず、肝心の育鵬社には問い合わせすらしていないことへの 厳しい
批判がなされました。 また、教科書の採択においては、事前の調査報告書や選定委
員会答申がまったく参考にされて いなかったこと、教育委員協議会という非公開の
場で教科書の選定と採択が実質上決定されていたこと、育鵬社の教科書採択を正当化
するため市民アンケートが不正に利用されたこと、さらに 採択区が 1 区にされたこ
とが不正の温床になっていることの改善も求められました。 本年度は小学校道徳教
科書の採択がおこなわれ、これから毎年のように教科書の採択がおこな われます。
そのため昨年の 12 月 7 日の教育子ども委員会において、「1.教科書採択に関す
る倫 理規定を策定すること」「2.採択区を現在の 1 区から複数区に変更するこ
と」「3.教科書採択 会議の市民の傍聴を最大限保障すること」について、すでに
陳情を採択していただきました。こ の実施について点検していただくとともに、こ
の間の議会における審議をふまえ、採択方式の改 善にむけ、さらに以下の点をご検
討ください。

(1) 育鵬社の不法な採択工作の調査について フジ住宅による市民アンケートの水
増しが育鵬社からの情報にもとづいておこなわれて いたことは「報告書」でも指摘
されました。しかし外部監察チームは、育鵬社による工作 がどこからの情報に基づ
くものか、大阪市教委の関係者がそこに関与していないかなどに つき、同社への調
査をしておらず、何ら疑惑は解明されていません。当時の馳文科大臣は 「育鵬社に
猛省を促す」「大阪市教委から依頼があれば育鵬社に事実確認など対応する」
と表明しています。市教委として文科省に、その点での調査を正式に依頼するように
求め ます。

(2) 教科書の採択審議における調査報告や選定委員会答申の取扱いについて 3 月
21 日の審議でも指摘されたように、教育委員のみが独断で採択教科書を決めるので
はなく、教育委員会の審議の公正さを担保するため、時間をかけて専門的観点から作
成さ れた調査報告や選定委員会答申を参考にした上で採択する方式を確立すること
を求めます。

(3) 教科書選定委員会の議事録の作成と公開について 大阪市では教科書選定委員
会の議事録がきちんと作成されておらず、極めて簡単なメモ程 度のものしか公開さ
れていません。このため選定委員会は教育委員会での採択審議のもと になる「答
申」を作成する極めて重要な任務を与えられているにもかかわらず、審議の内 容が
十分明確になっていません。他市では教育委員会議同様にしっかりした議事録が作成
され、公開もされています。この点で大阪市の改善を求めます。

(4) 教育委員会議の透明性の確保について 「報告書」においても指摘されていた
ように、一昨年の採択においては、非公開の教育委 員協議会で実質的に教科書の採
択が決定され、公開される教育委員会議は、作られた台本 によって進行する形骸化
した会議に堕していました。今後は非公開の会議を極力減らし、 教育委員協議会に
ついても、少なくとも議事録を作成しておくよう求めます。

[陳情項目]
1.育鵬社の教科書採択工作についての調査を、市教委は文科省に依頼してくださ
い。
2.調査報告や選定委員会答申を参考にした上で教科書を採択するようにしてくださ
い。
3.教科書選定委員会のきちんとした議事録を作成し、公開してください。
4.教育委員協議会のきちんとした議事録を必ず作成してください。

以上



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速報:またしても、大阪地裁内藤裕之裁判長 不当判決!

2017-05-10 12:59:41 | 「君が代」裁判
「君が代」解雇撤回裁判=再任用訴訟の大阪地裁判決がありました。地裁の内藤裁判長は、予想通り(!)の不当判決を出しました。具体的には、再任用拒否にかかわる訴えは全て却下、つまり訴訟が成立する法的要件を満たさない、再任用拒否による国家賠償請求は棄却、菅さん、野村さんの戒告処分撤回請求は棄却でした。
いまから判決報告集会です。原告はいずれも闘いの継続を訴えておられます。
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