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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

口元チェックだけではない!中原教育長の責任を問う!

2013-10-02 22:38:00 | 中原教育長下の大阪の教育

9月30日大阪府議会本会議における小河勝教育委員の答弁は、教育委員会の役割りとは何か?、教育委員会の責務とは何か?教育委員会と教育長(事務局)との関係性について等々、改めて府民に考えを促すものであり、いくつかの問題提起を含むものでした。

小河教育委員が明らかにした教科書採択を巡っての事実経過から浮かび上がって来るのは、事務局のトップとしての中原教育長の権限を逸脱した言動と、教育行政の政治的中立性について疑義を抱かせる言動でした。小河委員は指揮監督責任を自ら問うておられましたが、では、府民への裏切り行為とも言える中原教育長の責任はどうなのでしょうか。私たちは、今回の問題を一過性の問題に終わらせることなく、中原教育長の権限の問題と責任を追及していきます。

口元チェックばかりではない!

大阪府議会で明らかになった

中原教育長の府民に対する裏切り行為!

9月30日大阪府議会本会議における、小河教育委員の中原教育長への批判(告発)は極めて重大です。

小河委員が明らかにした教科書採択を巡る中原教育長の言動は、教育委員会を軽視し形骸化するだけではなく、明らかに事務局中原教育長の越権行為ではないでしょうか。しかも、事実経過を鑑みれば、中原教育長と「大阪維新の会府議団」との癒着は、教育行政の中立性から逸脱する行為、少なくとも府民の信頼性を裏切る行為です。

以下は、大橋一功維新の会議員から、8月30日教育委員会会議での「ある政治団体の声で教育委員会の決定プロセスがゼロにもどること自体納得がいかない」との発言の所見を求められ、小河委員が答弁したものです。府議会HPネット録画より文字起こしをしたものです。

◆◆小河勝大阪府教育委員の答弁◆◆

私は、先の8月30日の教育委員会会議で、「政治団体」の発言をいたしましたが、「特定会派」に訂正いたしましたことを、まず、ご報告させていただきます。

ご質問にそって、経過にそってお答えいたします。まま委員長がずいぶん事実経過について、かなりあんまりこう踏み込んだ説明がありませんでした、それを私はちょっと一歩踏み込んだ形で説明させていただくことをご理解ください。

教育にとっては、政治的中立性を守ることは極めて重要な柱であります。

教育内容とその実践について責任をもつ府立高校の教育が、政治的圧力や干渉を受けてはならないこと、とりわけ教科書選定にあたっては、それが各学校において圧力や干渉のない自由な環境で選定の検討作業が実施されることこそ、なによりも重要な課題であると考えます。これは大阪府教育委員会が全府立高等学校に対して負うべき重大な責務であります。

8月30日の委員会会議に3週間先立つ8月8日、維新の会の勉強会に自ら出席した中原教育長は、まだ委員会において採択手続きの途上であったにもかかわらず、実教出版の教科書を選定した学校名および各学校の作成した理由書をその場で提出し、その上で「事務務局はまったく教科書を読んでいなかった。膿が出てきた」と言って、「議決をやり直す」と発言しました。その時、維新の方からの「採択予定の学校に乗り込んで行こうと思っていた」との発言に対し、中原教育長は、「是非、おおいに議論してもらってかまわない」と答えています。この経過を、私たち教育委員が事後的に知ることとなり、中立性を保つべき教科書採択における教育長の言動として適切ではないと考えました。したがって、8月30日の教育委員会会議でこのような経過で教育委員会の決定プロセスがゼロに戻されたりすることを私は納得いかないと教育長に申し上げたのです。

確かにいろいろありました。しかし、今振り返ってみても、私たち教育委員会は、先ほど委員長の述べております通り、5月17日の委員会で、適切な方針を指示し決定しですね、取り組むように事務方にお願いしたわけです。この教科書採択の実務的処理、この監督のなかの問題が1つあります。そして、8月8日の維新の勉強会に参加された言動について、この2点、僕は教育長の責任は極めて重大であると考える次第です。教育委員長職務代理者として私がみなさまにお詫びしなければならないとすれば、中原教育長に対するこのような指揮監督不行届きであり、この点深くお詫び申し上げる次第です。以上です。

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