蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

さようならの季節…

2007-11-17 21:25:44 | Weblog
雨と雪が入り交じる、風も強かった、酷い天気な札幌でした。

普通に石油給湯器を取り付けて、その後はER谷係長のお仕事をお手伝いしてきた蛇口屋でした。

ヨドコウのパワード。

鉄製のカーポートの工事です。
足の入る箇所はインターロッキングで、蛇口屋が2時頃、現場に到着した頃は、まだ柱を4本入れる穴を掘っているところでした。

うわ、手こずっているなあ、と言うのが正直な印象でした。
この時間なら、基礎石の設置が終わっている頃で、普通なら埋め戻しをして、レベルで高さの調整に入っている頃です。

話に聞くと、水は沸くわ、石は多いわ、排水管が出てくるわ、で大変だったらしいです。

ひとまず合流して、工事を急ぐ蛇口屋でしたが、結局、夜の8時近くまでかかってしまいそれでも形に出来たので良かったと思います。

それにしても、今月から来てくれているアルバイトの方、ちょっと問題ありそうですね。
なにか、ちっとも気が利かない様ですよ。

歳は30歳以上らしんですが、突っ立っていることが多くて、なにもしない人らしいですね。「蛇口屋も気がついたら注意してやってくれ」という事らしいんですが、蛇口屋も、一人で仕事をするのにすっかり馴染んでいますから、誰彼を注意なんて、とてもとても…、とも言ってられないんで、なるべく注意は勧告した蛇口屋でした。
言ったときはいいんだよなあ、でも続かないんでよな、その動きが…。

珍しく、超温厚なER谷係長が、ちょっと切れかかっていました。
ER谷係長を怒らせたら大したモンですよ、なんと言っても、彼の堪忍袋の緒はチタンで出来てるくらいですからね。

長い付き合いの蛇口屋でも1・2度くらいしかありませんよ。ER谷係長が怒っている姿を見たのは。

まあ、いいじゃあ無いですか、明日は日曜日ですから、すっかり身体と心のリフレッシュに励みたいと思います。

多分、アルバイトくん、来週一杯、続かないだろうなあ…
っていうか、誰も使いたがらないから、多分、辞めてゆく運命なんでしょうね。

短い付き合いだったなあ…

そんな御無体な…

2007-11-16 21:25:35 | Weblog
なんか、今日、社長に怒られていた蛇口屋です。

なんかね、いきなり資材置き場に呼び出されて、架橋ポリの入った箱を指さして、怒鳴りつけるように言うんです。

内容は、
社長「なんだこの、保温付きウイルシュボ架橋ポリ50メートルって書いてる箱は?」
蛇口屋「え? 書いてあるでしょ、そのまんまですよ」
社長「沢山余っているな」
蛇口屋「ええ、前回のお風呂の現場では3メートルくらいしか使いませんでしたから」
社長「じゃあ! 46メートルも余っているって事か!」
蛇口屋「47メートルですね、余っているのは」
社長「なんて無駄な買い方をするんだ、こんなにいらないじゃあないか!」
蛇口屋「でも、最小単位が50メートルだから、それ以下の長さでは売ってくれませんよ」社長「言い訳か? そんな言い訳が通ると思っているのか?」
蛇口屋「別に言い訳じゃあ無いです、当たり前のことを当たり前のようにわかりやすく説明しています」
社長「こんな無駄な買い方をする人間は、おまえ以外はいなかったぞ!」
蛇口屋「俺が入ってからですよね、ウイルシュボを使う事になったのは、それも、取引会社と勝手に決めて、入れたのは社長ですよ、嫌ならもう使うのは止めますよ」
社長「そう言うことを言っているんじゃない」
蛇口屋「じゃあ、何が言いたいんですか?」
社長「無駄な買い方をするなって言っているんだ」
蛇口屋「だから、巻物は50メートルしかないんだから、それが勿体ないっていうなら、もうこの製品自体を使わない様にするしかないですよ」
社長「出来ない、とか、しない、とか、社員なおまえが勝手に使うな、そう言うことは俺が判断する」
蛇口屋「どっちでもいいです、今、社長が言っているのは、ポッキーが好きなバカが、一箱は多すぎるから、一本だけ売ってくれって言っているようなモンですよ、カッパえびせんでもいいや、そんな客に巡り会ったコンビニの店員の気分ですよ俺は」
社長「おまえ、そんな言い方は無いだろ」

まあ、社長は納得したんだかしていないんだか、社内に入ってゆきました。
蛇口屋はね、もう怒るとか、憤るじゃなくて、しょんぼりですよ。

仕事が終わったら、ツルハ(ドラックストア)に行こう。
そして、『バカを浸ける薬』を買って来よう。ガロンじゃ間に合わないや、バレル単位で買わないとね。

もう塗ったり、飲ませたりするくらいじゃ間に合わないモノ…


今年初めての吹雪でしたね

2007-11-15 21:15:55 | Weblog
とうとう雪が降ってきてしまいましたね。

あーあ、って感じです。

来るとわかっているのに来てみて、やっぱりびっくりというか、ガックリな、まるで小学生が受けている予防注射の様です。

ああ、あの針はいずれ俺の肩にも刺さるんだろうなあ…、なんて言う、そんな覚悟に似ていますね。初雪、初積もり、初アイスバーン。

こりゃあ、環状線も混んでいるだろうなあ、って思ったら、白石付近から豊平区に入ると、路面状況はがらりと変わって、雪なんて、影も形もありまんでした。

北区篠路の現場から、江別の会社まで、本当に雪が積もって、アイスバーンで、怖い思いを(ER谷係長がね、蛇口屋は助手席で、安全に、早く帰ろうね、って無茶を言ってました)しながら帰ってきました。

しかし、本当に吹雪いていましたね、今日の比較的日本海側。北区篠路はビュービューでしたよ。

ああ、こんな事なら、お風呂の工事を早く終わらせるんじゃ無かったと、後悔の念を積もらせていました。

こんな日に限って、ガレージだよ…、しかもNS2500でしたよ。
重いわ、でかいわ、長いわ、風で煽られるわ、で大変でした。

しかも、先週の日曜日、靴流通センターで格安で買ってきた1000円の長靴を、今日の朝に限って、「まだ卸したくない…」とケチな根性が燃え上がり、昨年買った穴だらけのなが靴で一生懸命、ガレージの工事をしていました。

ああ、穴から雪が溶けた水が侵入して、本当に切ないったらないですね。

しかも、この季節の雪は重く、素早く溶け手、体温を奪ってゆくというのに、作業着の下にインナーを着忘れて、Tシャツ、作業着、雨合羽という、切ないコーディネーションで、せっせと作業をしていました。

冷たいよ~、寒いよ~、雪が口に入るよ~!

これからドンドン寒くなって行くんですね。

冬の装備をもっと充実させないとね。

皆さんも、寒さを我慢して風邪なんて引かないように、完全防備で、今年の冬を乗り切りましょうね!

たたかう天気予報…って知ってます?

2007-11-14 19:37:17 | Weblog
数々 の障害にもへこたれる事なく、ユニットバスの工事は、最短距離を突っ走って、本日終了を迎えました。

A山の工程を無視して蛇口屋の工程で進んでいただいた協力会社、材料関係、お客様に至るまで、どうもありがとうございました。

この場を借りて厚く御礼を申し上げます。

タカラの組み立て屋さんも早かったですもん。3時には組み終わって、余裕ぶちかましてコーヒー飲んでましたもの。

最終的に通水の際に、カウンター一体式サーモスタットシャワーの水抜きの締め忘れに寄る漏水なんて、蛇口屋は全く気にしてませんからね。
カウンターの下のカバーを外して、締めて、他の締め忘れは無いか、もう一度、点検口も開いて確認しましたから、もう安心です。

でも、一先ずは終わりって事で、まだ一部の表具が残ります。一部のクロスの補修とか、クッションフロアの補修とかですね、実質半日くらいの工事が残っています。

でも設備的には終わりなので、今日から内風呂が使用可能なのは、お客様としても嬉しいかぎりだそうす。

奥さんなんてキャーキャー言って喜んでいましたもの。

この2日間、ずっと銭湯通いだったらしく、5人家族で軽く2000~3000円は、かかってしまっていたそうです。

お父さんはビールを3人いるお年頃の娘達はジュースにスイーツを頂くから、このような金額になってしまうそうです。

奥さん、財布の紐緩めっぱなしなそうな、自分も食べたいからだそうです。

デカイですよね、2日間で4000~6000円、これは、完全に 見えないお金ですよ。
工事をする事で工事以外の事でお金を使ってしまうんてす。

それにしても、最近の銭湯の入浴賃って高いですよね。
先頃の石油の高騰を受けて、上昇傾向にあるんでしょうね。もはや、なにもかもが世知辛いですね。
これからこの国は、ますます原子力に頼らないと駄目なんでしょうかね?
もっと安全に、できれば各家庭で簡易にエネルギーを賄えれば、世の中から沢山の無駄がなくなって、豊かな生活が、世界の隅々まで広がって、きっと今よりももっと平和な世界がやって来るんでしょうね。

そんな日が遠くないことを祈るばかりの蛇口屋でした。

あ、それと今日、蛇口屋の大好きな火浦功と菊池秀幸の本を買って来てしまいました。
ブックオフで100円で。

あと、一度読んで見たかった『リアル鬼ごっこ』というヤツも。

今日一気に三冊読んじゃおうと、至福の時を過ごす蛇口屋でした。

見てるのはアニメだけじゃありません

2007-11-13 19:31:25 | Weblog
タカラのお風呂は順調に施工は完了しました。

なんか、ユニットバス自体がお久しぶりな感じです。

昨日、下見に来たおそらく施工管理の方の見立てと実際の施工されたユニットバスとの開口位置が若干異なりました。
けっこう致命的ですよね。さらりと書いてますが、その時は、慌てて焦って開口部を広げていました。耐火ボードを切ったり間柱を取ったりとか、もう汗だくでしたよ。

なんかね、話しをしていてA山と同じ匂いがしていましたもの、なんか怪しいなぁ、って思って、一応、今日必要な配管工具の他、今日は必要無い解体用の工具も装備していたのがこうをそうしまた。備えあれば憂いも無かったってやつですね でもまあ、途中はハラハラドキドキさせられましたが、最後は上手くユニットバスは施工完了できたのでまあ大団円かな、とか思っています。いいんです、無事に終われば。

一昨日まえにみたダイ・ハード4みたいなモノですね、スケールはだいぶ小さいですけどね。ダイ・ハード4て言えばマクレーンと行動を共にしていたハッカーのお兄ちゃんが使ってた、見た目ゴムかシリコン製のくるくる丸まって、パッと広がって、打っ指先に優しそうなキーボード、いいなぁ、欲しいなぁーと思ってしまいました。日に1万字くらいは字を打つ蛇口屋には、必須アイテムかもしれません、あと水にも強そうで、丸洗いもできそうです。後で調べてみよう。

それと蟲師。見ましたよ。大友克彦監督の作品ですね。今年の3月くらいに劇場公開されていたオダギリジョーが主演の映画です。

全体的な造り事態は、もの凄く原作らしく造られていましたが、肝心なね、ヌイがね、あんまし言ってしまうと、ネタバレになってしまいますが、劇場版のヌイはなんかちょっと嫌いですね。江角マキコさん演じるヌイはとても良くできていただけに残念です。

まあ別物って見ればいいんですが、それが出来ない蛇口屋なんですよね。

お子様って事です。

なんか本当に色々見てますね、最近。
ちなみにアクエリオンも借りてきてます。

一度どういう物か目を通さずにはいられませんでした。
ええ、そうですよ、蛇口屋はアニメお宅ですよ。

では、これから名探偵コナンの劇場版最新作を家族で見るのでこの辺で!

手のひらを太陽に…

2007-11-12 20:35:57 | Weblog
今日からお風呂の工事が始まりました。
先週の土曜の夜まで、今回の物件の担当のA山に、TOTOのお風呂でと聞かされていたんですが、貰った図面はタカラスタンダードでした。

こういう事は、これで何度目だろうと思い返しますが、まあ、今に始まった事じゃあないよな、と、すっかり馴れてしまった自分がなんか嫌です。

馴れている蛇口屋はいいんですが、馴れていない他の人にとって、A山は軽い驚異です。

責任を押しつける。失敗は他の人の所為にする、権威に弱く、弱者にはめっぽう強い。と言った、普通なら一つでも持っていたら大問題な性格を全て集結させて、この世に生きています。

この前も、新しく入った人に、自分の失敗を押しつけて、遁走しようとしたところを、社長に発見され、「毛虫」「ウジ虫」「ミジンコ」等と呼ばれていました。

ダメですよ、社長、ヤツは真性のマゾですから、言葉プレイで大喜びですよ、心の中は。
実際、「僕この会社、クビになったら、誰が僕を叱ってくれるのさ?」ってA山に真顔で言われて、そう言うことは自分の奥さんに頼めよ、っていうと、「ダメ、もう相手にしてもらえないから」とこちらは永遠に放置プレイで楽しんでいるようです。

大人な人生の楽しみ方ですね。よい子は真似できませんね。多分、普通に悪い子にも。

そんなA山も、今ではすっかりアル中になっているようで、足とか手が真面目に震えているときがあるんですよね。さすがにお客さんの前で、変な追い詰められた様な顔をしたときは、外に出しましたもの。怖くて。

後A山は何年保つだろうか? と言う会話が、今この会社で一番ホットな話題になっています。
K沢くんなどは、「もう消えて亡くなっちゃえばいいのに、この会社、設備関係は蛇口屋さんだけで十分ですよ」って言ってました。

ダメダメ。
歌でも語られてますよ。

ミミズだってオケラだって、A山だって、みんなみんな生きているんだ友達なんだ! ってね。

でも、ミミズやオケラのいいところは、決して人目にさらされる様な場所にはいないって事ですよね。
A山も埋まっていればいいヤツなんだけどなあ、なんて怖いことを考えてしまう蛇口屋でした。




バカ親としての方針…

2007-11-11 19:08:28 | Weblog
この業界にいると、「押しの強さ」って必要になります。
特に、大工系の人のあの生まれついて持っているかのような態度の大きさには、本当に羨ましくなります。まあ、それも人によるんだろうと思いますが。

設備屋さん系の人って、最後は割があわない事ってありますよね。

その仕事上、お客さんの目に映るところが少なくて、配管などは表面には見える事なく隠されるので、何となく融通が利くって考えられがちだからでしょうかね?

でも、今の住宅なんて、機密性が高くて、構造に無駄がないから、配管を通せる場所も昔ほど自由じゃなくて、好き勝手に穴を掘ったり、穴を開けたりも出来ないから、立場的にはそう変わらなくなって来ています。

だから、自分の立場というか仕事をキチンと説明出来ないと、本当に自分を窮地に追い込むことになってしまうんですよね。

それでも普通は現場管理とか、現場代行がいてくれて、何となく流れを見てくれているんですが、うちの会社にはそれが無いんで、いるのは、自分の立場もろくに考えない、低レベルの技術の認知で止まっているA山くらいで、下請けにいいようにされてからの現場を渡される事が多かったので、最初は嫌がらせをされているのだとばかり考えていましたが、本人に能力が無いことを知ると、本当に切なくなりました。

説明しても、何がダメなのかわかってもらえないのは致命的です。

今は、お互い顔を知っている下請けさんとかになりましたから、工事の方は順調に流れて行っています。

でもお互い知っている顔だと、ちょっとした事で、強いことも言えなくなってしまうんですよね。

だから、今はまだやりたい放題の我が家の2歳児(もうちょっとで3歳)のワガママぶりを見ていると、羨ましくなります。

…ええ、親としてはソロソロ注意しないとダメな事はわかっているんですが、でも、そう言うワガママも今のうちだよなあ、って思うと、好きにさせてやろうかなって思ってしまいます。

もうすぐ、幼稚園に始まって、永い永いストレスの社会に行けば、自ずとそんな態度も修正せざるを得なくなりますもの。

だから、誰が厳しくしても、蛇口屋は、この子を甘やかそうかなって思ってます。っていうか蛇口屋が甘やかせずに誰がこの子を甘やかすって言うんだ!
ってくらいに考えてます。
ええ、間違っていますとも。
でも仕方ないんです。可愛いんですから。

そんなバカ親な蛇口屋でした。

今日は家族でドライブな一日でした。

お片付けな土曜日

2007-11-10 20:35:13 | Weblog
今日は、特に仕事のない一日でした。

もう、どういう訳か、会社の予定がポッカリと空いてしまった一日です。
営業の人間は、A山以外、適当に仕事を見つけて、外へ出てしまいましたが、職人である我々は、もうやることが無くて、仕方なく、会社の片付けをしていました。

そう言う訳か、社長も一緒に、やることが無くて、片付けをしていました。
もうね、黙々と、でも本当に仕事が無くてイライラしながら、その場の雰囲気というか、全体の空気をピリピリさせながらのお片付けです。

胃の弱い人なら、多分、吐いててもおかしくない、何時終わるかもわからない、そんな緊張感に張り詰めた会社の資材置き場です。

大量に捨ててある朽ち果てている木の杭、もうね、カブトムシみたいな臭いがしていました。それをトラックに積んで、そして、その下にある腐った土の山も全部廃棄していました。

なんか会社の資材置き場がスッキリと綺麗になりました。

次に手を付けたのは、開かずのガレージです。
社長がここを綺麗にしようと言い出したのです。A山の顔は蒼白でした。

本当は、展示品として飾ってあったのですが、あまりにも永い間、放置されすぎて、しかも、会社の死角に建てている物ですから、誰の目にも留まること無く、新品で建てたというのに、今では、太陽光で褪色して、使わない物を詰め込んで、強引にシャッターを閉めている物ですから、何時しかシャッターは、鍵をかけた様に開かなくなり、何時しか開かずのガレージになってしまいました。


これを開けようと言う事になり、みんなで力を合わせて開くと、そこには、使われなくなったA山の書類とか、ノートとか、そして、適当に見て、適当に頼んで、適合しなかった、新品の商品、A山が発注した窓とか、網戸(スライド)とか、プラストサッシとかが、もう山のようにおいてありました。

一個、平均3万円の物が、50点前後ですからね、そりゃあもう一財産分です。
まあ、昨日今日の物では無くて、A山がこの会社に入ってから、コツコツと貯めた、所謂負の財産です。

この時点で、A山は社長に連行されて会社の中に引き摺り込まれてゆきました。

まあ、これで社長には当分遊べるおもちゃ(A山)が渡った事で、会社の外は平穏が訪れました。

この後は、みんなで和気藹々と仕事が進みました。

会社のお片付け。
一番いらない邪魔な物が二つ消えると、作業も効率が上がるなあ、と、改めて知る蛇口屋でした。



今日から冬が始まった見たいです

2007-11-09 21:22:59 | Weblog
今朝、なにげに会社に向かって車を走らせていると、札幌の環状線、菊水のあたりで、車が3車線とも混み出して、ついには動かなくなりました。
それからは、偶に動いてもノロノロとした歩みで、もう200メートルも走れば、川北からの裏道に入ろうかと言う所で、今日は、遅刻かなあ…なんて考えて、でも、渋滞になるような時間じゃないよなあ、って時計を確認しているとその先にある物が見えて来ました。

消防車が止まっていて、その前にパトカー、そして、その止まっている建物にはパジェロのお尻。

車がビルの壁にめり込んで、お尻だけを突き出していました。

うわああ、派手にやったなあ、と感心していましたが、今日、札幌は初めて氷点下を下回って、路面は凍結していたらしくて、蛇口屋も、もう少し早く出てれば、同じように滑ってあわや大惨事になっていたんでしょうね、まだ夏タイヤだし。

それにしても、事故を起こした車は運が良かったと、現場を見てそう思いました。
いやあ、嫌みとかじゃなくて、本当に、このビルで良かったと言う事です。

壁がね、気泡入りのコンクリート、ヘーベルライトって言うヤツだったんです。
柔らかい、軽石みたいな壁に、細いワイヤーメッシュが入っていて、多分、衝突の衝撃を緩和してくれていると思います。
後で、ニュースでやっていましたが、運転手は命に別状は無いと言っていましたから、安心ですね。
もしこれが、コンクリートの外壁だったらって考えると、本当にゾッとしますよね。
そりゃあ、もう悲惨な事故になっていたことでしょう。

今日一日で、橋の欄干にぶつかったり、落ちたり、はみ出したりっていう、スリップが原因の事故はかなりの数あったそうです。

幸運な事に、当事者にならなくて、事故を見た我々は、そろそろ冬の運転に切り替える意志を持ち始めないとダメなようですね。

ひとまず、蛇口屋は、今年から履くスタッドレスタイヤを買うあたりから始めますね。

気合いを入れて、一冬乗り切らないとね。

ああいえばこういう

2007-11-08 20:00:24 | Weblog
今日は、苫小牧でヨドコウのあぜくら(木目)20型を建てて来ました。
うちの会社で、スタンダードに売っている物としては一番大きな物置きですね。
普通に畳で言えば4畳の大きさ、坪にして2坪です。
間口も3メートル近くあって、鴨居や梁をかけるのも、やれやれ、と言った感じになります。
四隅を50㎝の束石にして基礎廻りの工事をしてますから、午後近くに現場に入ってますから、終了は4時近くになってしまいました。

それに、この家のお客さん、まだ建てたばかりのこの家に入居しておられなくて、棚の位置とかも、仕方なく標準の位置で付けておきました。

若干、天気も薄曇りになって、しかも、最近、日が暮れるのが早いですから、外もだんだんと暗くなって来た頃、蛇口屋は、完成した物置に、付け忘れた部品は無いか、不備はないか確かめていると、突然、「ご苦労様です」と声をかけられました。

見れば、まあ、あんまし若いとも言えない女性が、ニコニコしながら蛇口屋を見つめています。
この家の人かな? って思って訪ねてみると、どうやらこの家を造ったハウスメーカーの人だと言うことでした。

じゃあ、蛇口屋にはあんまり関係ないですね。適当に茶を濁して、とっとと片付けて帰ると思っていると、「これ、いりませんか?」と差し出された物は、5ミリのベニヤ板で、しかもどう見ても廃材、つまり捨てられた物って事ですね。ささくれて、泥だらけで、ボロボロな板を汚そうにつまんでいました。

もちろん、即答で、いりませんと答えると、「段ボールとかを車の下に敷くよりは、こっちの方が良いと思うけど」
とか、必死です。

そんなベニヤを引いたら、商品の方が汚れます。
と言うと、「洗えばいいのよ」と言われ、釘が出てます、と言えば「抜けばいいじゃない」と問答が続きました。

本当に食い下がって来たなあ…、ハウスメーカーの女性。

なにね、理由は知っているンです。彼女、軽の乗用でここへ来ていて、明日は、引き渡し。多分、外構でもやっていた業者が忘れて行ったこのゴミのようなベニヤを今日中に何とかしたい。
そして、目の前には、人の良さそうな、物置を建てている業者が一人、空の普通車トラックで来ている。

これはチャンスと、話かけて来たわけです。

蛇口屋の方としてもね、別に、ベニヤ板を捨てる事ぐらいは訳のない事なんですよね、この程度なら別に廃材処理って言っても、大きな木くずに混ぜちゃえば問題ないし、手間もかからないし、でも、このハウスメーカーの人の態度がね、素直に捨てて、って言えば応じてやらなくもないんですがね。

まあ、面白いんで、しばらくは見ていました。

いいよ、いいよ、捨ててあげるから、別に、あなたの為じゃなくて、お客さんに頼まれたと思えば、このくらいは許容範囲だから。

それに、蛇口屋も十分楽しみましたからね。