蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

お片付けな土曜日

2007-11-10 20:35:13 | Weblog
今日は、特に仕事のない一日でした。

もう、どういう訳か、会社の予定がポッカリと空いてしまった一日です。
営業の人間は、A山以外、適当に仕事を見つけて、外へ出てしまいましたが、職人である我々は、もうやることが無くて、仕方なく、会社の片付けをしていました。

そう言う訳か、社長も一緒に、やることが無くて、片付けをしていました。
もうね、黙々と、でも本当に仕事が無くてイライラしながら、その場の雰囲気というか、全体の空気をピリピリさせながらのお片付けです。

胃の弱い人なら、多分、吐いててもおかしくない、何時終わるかもわからない、そんな緊張感に張り詰めた会社の資材置き場です。

大量に捨ててある朽ち果てている木の杭、もうね、カブトムシみたいな臭いがしていました。それをトラックに積んで、そして、その下にある腐った土の山も全部廃棄していました。

なんか会社の資材置き場がスッキリと綺麗になりました。

次に手を付けたのは、開かずのガレージです。
社長がここを綺麗にしようと言い出したのです。A山の顔は蒼白でした。

本当は、展示品として飾ってあったのですが、あまりにも永い間、放置されすぎて、しかも、会社の死角に建てている物ですから、誰の目にも留まること無く、新品で建てたというのに、今では、太陽光で褪色して、使わない物を詰め込んで、強引にシャッターを閉めている物ですから、何時しかシャッターは、鍵をかけた様に開かなくなり、何時しか開かずのガレージになってしまいました。


これを開けようと言う事になり、みんなで力を合わせて開くと、そこには、使われなくなったA山の書類とか、ノートとか、そして、適当に見て、適当に頼んで、適合しなかった、新品の商品、A山が発注した窓とか、網戸(スライド)とか、プラストサッシとかが、もう山のようにおいてありました。

一個、平均3万円の物が、50点前後ですからね、そりゃあもう一財産分です。
まあ、昨日今日の物では無くて、A山がこの会社に入ってから、コツコツと貯めた、所謂負の財産です。

この時点で、A山は社長に連行されて会社の中に引き摺り込まれてゆきました。

まあ、これで社長には当分遊べるおもちゃ(A山)が渡った事で、会社の外は平穏が訪れました。

この後は、みんなで和気藹々と仕事が進みました。

会社のお片付け。
一番いらない邪魔な物が二つ消えると、作業も効率が上がるなあ、と、改めて知る蛇口屋でした。