蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

ハンマー色々

2007-11-18 19:08:44 | Weblog
昨日、仕事をしながら、ふと気がついた蛇口屋です。

夜遅くまでかかって、インターロッキングの補修をしていたンですが、全部で4箇所、一人一箇所を担当して、砂を敷いてトントンしていたんですが、みんなの使う工具の違いに気がついたんですよね。

ER谷係長は、板金ハンマーです。
元々、鉄サッシ屋さんだったER谷係長は、かつていたその会社は板金屋さんだった為に、この種のハンマーを使う事になったそうです。
板金ハンマーって、頭の部分がわかりやすく言うと、四角錐の先が一辺になってる、あまり見られ無いタイプのハンマーです。
板金屋さんは、このハンマーを使って、屋根の部分折り目なんかも造りますから、本当に特殊な技術を持つ人だけ持つハンマーです。

蛇口屋は普通に金槌ですね。ステンレスの鏡面仕上げのヤツです。ヘッドの重さは110グラムですよ。大工工事に自信が無い蛇口屋は、カクシ釘を打つ際に、頭の軽いハンマーが良いんです。あと、偶にやる埋設ポリ管の接続の際にも、金属継ぎ手のインナーを入れる際にも自由が利くんで重宝しています。ステンレスは水に縁がある蛇口屋ですから、錆びない様に、多少高めのモノを、もう10年くらいは使っています。
だから、木の柄は4代目くらいですよ。

K沢くんは、セットハンマーでしたね。頭の重いヤツで、700グラムとか、大きなモノになると1㎏とか、モノを造ると言うよりは破壊を目的に使われるハンマーで、元々が解体屋さんだった彼に取っては一番手に馴染んでいます。蛇口屋も一丁持っています。お風呂の解体なんかの時は大活躍ですよ。普通ならインターロッキングのブロックなんて、一撃で壊れてしまいそうな感じですが、彼の場合は上手に使って、上手いこと並べています。

最後が営業の方の使っているハンマーですね。
ゴム柄の安っぽい、普通のホームセンターでワゴンに入って売っている、うちの会社の装備品です。確か値段も300円くらいでしたね。
蛇口屋達のハンマーを振るう姿を見て、「飛んできそうで怖い」と言っていましたが、大丈夫ですよ、工具って、職人の手を簡単に離れませんから、さっきからハンマーをすっぽ抜けさせては取りに行っているのはあなただけですよ。

ハンマー一つとっても色々なモノはあって、要は扱う人の腕次第って事でしょうね。
気持ちの問題でもありますけどね。