庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

常盤神社の奉納ぼんぼり展(水墨画)開催中  偕楽園で墨世会会長さんと出会う

2019年02月21日 | 水戸の梅

偕楽園に隣接する常盤神社で恒例の奉納ぼんぼり展開催中です。毎年のことですが、今年は特別な思いで見てまわりました。

それは、正岡子規の句碑の前で偶然出会った墨世会の会長さんのお蔭でした。


句碑の案内板を見入っていたお方がおりましたので、この案内板に書いてある句と同じ絵が案内板に見えますか?と言いましたら、しばし、お考えでした。
 崖急に 梅ことごとく 斜めなり
正岡子規が好文亭に来られて、好文亭から南崖の梅の木を見ました。帰ってからその光景を思い浮かべて詠んだ句です。

じつはこの案内板に梅の木の枝が影絵となって見えています。時間とともに太陽の方角が少しずつ変わって、影絵も斜めの枝ぶりを少しずつ変えながら、この句のすばらしさを表現していますと申し上げましたところ、
水墨画で描くべきヒントが浮かんできましたと非常に喜んで居りました。


そして「梅の木を描くときはいつも、女という字描きます。」と教えてくださいました。
そう思って梅の木の枝ぶりを見ているとたしかに女の字が見えてきますね。


松の木を描くのも大好きで、よく偕楽園にいらっしゃるそうです。また、このあたりに臥龍梅があったのだが見当たらなくなったというので、近くのねじれた古木にご案内して、しばし水墨画のおはなしやら、偕楽園のもろもろのことなどをお聞きすることができました。

また、市内で水墨画教室をされておられること、常盤神社境内のぼんぼり展に出展されていることを教えてくださいました。

水墨画教室の案内には
  心象画を表現することにより、白と黒の世界で清純な心を養う。 とありました。
さらには、
  東洋の絵画の美として水墨にまさるものはないと思う。
  墨をすり,心安らいで描くことが,気ぜわしい日常の生活の中でどれほどの栄養剤となり,
  精神修業と共に落ち付きを深め,
  人間関係においても水墨の世界こそ和の追求する大切な空間と思うのです。

以下はこのような思いで水墨画を学んだ教室の皆様の作品です。上のふたつの作品は会長さんの作品です。



















これらの作品は常盤神社境内の東湖神社前と義烈館前に展示されています。
正岡子規の句碑についてヒントがわいてこられたと喜んでおられましたので、この子規の句碑に関連した水墨画が描かれるのも楽しみです。
毎年11月ころには内原のイオンで展示会があるそうです。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2019-02-22 06:37:02
墨絵、見るのは好きです。絵もですが文字の綺麗さも、ほんとにすごいです。
梅も沢山咲いてきました。大勢様が楽しまれてるでしょう。
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kazuyoo60さんへ (雑草)
2019-02-22 22:52:30
水墨画は奥が深いですね。
沢山の方に展示を見ていただけます。
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いいお話 (ゆきんこ)
2019-02-23 05:23:57
人の出会い 今更ながら すてき!ってちょっと感動
雑草さんの声かけもいいタイミングだったのですね
墨世会の会長さん・・・ いい出会いでしたね
お話を聞いて「女という字」なるほど・・・と勉強になりました

ためになるいい情報をいつも発信していただき ありがとうございます 
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ゆきんこさんへ (雑草)
2019-02-24 00:03:21
ゆきんこさんとの出会いもでしたね。東京ドームがなつかしいです。今年のOFF会は世田谷区の羽根木公園に梅を見に行きました。昨年知り合ったボランテアさんの案内で、公園事管理務所の所長さんともよい関係ができました。
またお会いしたいですね。
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Unknown (green-green-leaf)
2019-02-24 16:57:24
こんにちは😃
墨絵の会長さんとの出会い 素敵❣️ですね☺️
梅の枝が女という字を意識されて描かれてるとは、なるほど!と納得しました。
墨絵は東洋の神髄とも言えるのでしょうね🤔
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Unknown (green-green-leaf)
2019-02-25 00:08:19
訂正です😓
墨絵と表記してましたが、水墨画ですよね!
お詫びと訂正いたします🙇‍♀️
絵手紙してる友がいますので
雑草さんのこの日のブログ紹介しました😉
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green-green-leafさんへ (雑草)
2019-02-27 10:02:23
句碑案内板の影絵のことは、数年前でしたが、よく晴れた日にこの案内板のまえで、正岡子規が来られた時はどんなだったろうかなどと小一時間思いを巡らしているときに気づいたものです。
子規は友人に会いに来たのに会えなくて好文亭に立ち寄ったそうです。
以前には俳句をしておられる方が見入っておられたときに絵のことをお話ししてとても感動されていました。
絵手紙のお方もこのことから何かヒントを得られたらうれしいです。
墨絵でもよいと思います。
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