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深山のやや暗い谷川沿いに生えているコチャルメルソウの花が咲きました。正面から見ると目の荒い竹篭のようです。ここには魚の骨状の花弁が5枚あります。
雌蕊が直立し,花柱は分岐せず柱 頭が点状となること。雄蕊と花弁が離生すること。などが他のチャルメルソウとの違いがあるそうです。小さな花ですから、目で見たのでは確認は難しいですね。
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横から見るとラッパのようでもあります。ここから楽器のチャルメル(チャルメラ)を連想してチャルメルの名がつけられたのでしょうか。
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何とも不思議な格好をした花です。花の形は凝っていますが、花の色は本当に地味です。こんなに小さいのが薄暗い谷沿いにあってもつい見逃してしまいます。
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チャルメルソウ類の受粉はキノコバエの仲間に頼っているとの研究報告があり、フタマタキノコバエ、ミカドシギキノコバエなどが報告されています。訪花は日中ばかりではなく,月明かりもない深夜でもあると言うことで、花には刺激臭があるとのことです。というわけで庭の花のにおいを嗅いでみたのですがわかりませんでした。花が盛りを過ぎたのか、臭いを出す時間帯があるのか。庭のコチャメルソウは出さないのかは謎です。