庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

ニホンムラサキの種が発根しました 発根までの日記

2019年02月14日 | 庭の花たち

ニホンムラサキの種が発根し始めました。
標準和名はムラサキ。
学名はLithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc.   (YListによる)

昨年末にネットの友人うーちゃんから、ニホンムラサキを栽培しようと思う。雑草も蒔いてほしいと取り寄せた種をいただきました。
説明書によると低温発芽処理をしないと発芽が難しいとかです。
生物の先生と電話する機会があったのでムラサキについてお聞きしたら、昔、日立市の高鈴の丘で見たことがあるということでした。であれば、それほど難しいことはないのではとおもいつつも、心配なので能書き通りの種蒔きと、能書きを参考にしながらも自然に近い種蒔きをしてみようと考えました。

低温処理は0度ちかくでほぼ一カ月です。
1 チルド室で一カ月低温処理。
面倒なことは嫌いでよく失敗する雑草は、冷蔵庫のチルド室に置くことにしました。我が家のチルド室は軽く凍る程度ですから、マイナス1度前後ではないかと思います。

発泡スチロールの納豆容器にチリ紙を敷き、種を並べ、水を少し入れました。


これをチルド室に一か月間保管して、一か月後に種を蒔くことにしました。
翌日には容器の中の水が凍りました。
冷蔵庫で氷が解けたら氷を足して、0度を保つようにとありましたので、凍ったら水に戻そうかとおもいましたが、カチカチに凍るわけではないのでこのまま一カ月保管することにしました。

2 角鉢に種蒔きして、屋外の気温の上がりにくい場所で低温処理。

一方、屋外で自然な状態で、数時間木漏れ日が入る場所に種を蒔いた角鉢をおいて、低温処理をしてみました。上の白い角鉢と左下の黒い角鉢に種を蒔きました。
午前中の2~3時間木漏れ日の入る生垣の下です。右側が南ですから左下の黒い角鉢は一層日当たりが悪いです。

3 低温処理終了

一か月後に低温処理を終了しました。2月1日

チルド室から常温の部屋に出して一昼夜おいて氷を溶かしました。

一方種蒔きしてから、屋外で低温処理をした角鉢は透明のガラス板を載せて日当たりの良い場所に移しました。

チルド室から出し解凍した種は、翌日丸鉢に種蒔きして、透明ビニルシートを載せました。2月2日

チルド室から出した残りの種を2月4日に植木鉢に蒔き、夜は室内、昼は数時間日を当てました。

こうして発根を待っていましたところ、本日2月14日に冒頭の画像とこの画像のように、一部露出した種が発根していることを確認しました。
また本日、室内に常温で放置しておいた種を丸小鉢に蒔きました。これは日当たりの良い場所に置いて自然状態で発芽できるかを観察したいと思います。

低温処理をしない種を蒔いて日当たりの良い場所に放置して発芽状況を見る。


以上の経過と発芽しやすい方法はどれかを若干考察したので、ムラサキ日記として下記に記しておきます。
ムラサキ日記
20181231 うーちゃんからニホンムラサキの種をわけていただく。
20181231 冷蔵庫チルド室で低温処理開始
      チルド室は一般に0度前後に温度設定してあると思うが、我が家のチルド室は軽く凍る。
20190104 四角鉢黒白2個に蒔いて屋外木陰放置で低温処理開始 赤玉土は白小粒と黒中粒
20190201 四角鉢黒白2個に透明ガラス板で蓋をして日当たりよい場所に移動
20190201 冷蔵庫チルド室から室内常温へ移動
20190202 丸鉢大2個に蒔いて透明ビニルシートで蓋をして日当たりよい場所に置く 赤玉土小粒
20190204 植木鉢1個に冷蔵庫チルド室で低温処理した残り種を蒔き朝日の入る室内に置く 赤玉土小粒
20190214 発根を確認。四角鉢小粒が顕著。ついて植木鉢。
他の鉢も確認するも丸鉢大は発根が遅れた感じ。四角鉢黒は露出種が少ないので確認が少ない。
 四角鉢白が他より早く発根したと思われる要因は、
チルド室の低温処理より、屋外の自然な低温処理がよかったのかも。
四角鉢黒よりもさらに日当たりがよかったのが発根を早くしたのか。
あるいは用土を赤玉土小粒にしたのがよかったのか。(四角鉢黒は中粒)

発根についてまとめると、
1 低温処理は屋外に置くことで十分と思う。
2 低温処理日数は1カ月より短めにしてもよさそう。
3 屋外で低温処理のために置く場所は若干日が当たってもよさそう。
4 蒔き床の土は赤玉土の小粒がよさそう。
これらのことは種蒔きを数回くりかえしての見極めがひつようです。

20190214 丸小鉢に低温処理しないで室温放置しておいた種を蒔く 赤玉土小粒
この自然放置の発芽状況によって、さらに良い種蒔きが示唆されると思います。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セツブンソウ遅い開花

2019年02月14日 | 庭の花たち

今年は遅い開花でした。ようやく2月13日午後の開花でした。

発見したのは同じ2月13日朝でした。

初見の時は2~3個のことが多いのですが、今年は7~8個くらいありました。一斉に出てきた感じです。
原因は降雨の少なかったことでしょう。
降雨・降雪は12月23日の次は1月31日でした。
せめて1月20日ころに降雨・降雪があれば、例年どおり節分には一番花が咲くのですが。

2月6日 節分を過ぎても姿が見えませんでした。
ついにセツブンソウが庭から消えてしまったかと心配しました。


実家から庭に連れて来てもう30年ちかくになるでしょう。こんなにかわいい花が庭から消えてしまったらとえらく心配していました。

今日は穏やかな日和になりました。今度雨が降らなかったら、水をあげますから、どこへも行かないでね。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

似た花塒出錦と藤牡丹枝垂が咲きました 日光と呉服枝垂と4者の違いは

2019年02月14日 | 水戸の梅

塒出錦

藤牡丹枝垂
偕楽園の塒出錦と藤牡丹枝垂が咲き始めました。花はどちらも八重咲ピンク色でよく似ています。でも木は方や錦性でかたや枝垂ですから違いは一目瞭然です。

では花だけを見て違いが判るだろうか。
別々の場所で撮影したのでは光線の関係で色の比較ができかねますので、花を並べて撮ったことがあります。

塒出錦と藤牡丹枝垂です。

これも塒出錦と藤牡丹枝垂です。

色調はどちらもピンクで非常によく似ているのです。左が濃いめで右が薄いといっても別々にしたら区別ができません。
枝で見分けるしかありません。 錦性の塒出と枝垂の藤牡丹。
正解はどちらも左側が塒出錦で右側が藤牡丹枝垂です。

さらに厄介なのは、塒出錦によく似た月光という品種がありまして、・・・(この個所を次の文に訂正します)
さらに厄介なのは、塒出錦によく似た日光という品種がありまして、・・・(訂正後月光を日光に訂正しました。)

どちらも枝が錦性で似た花なのです。

日光と塒出錦です。

これも日光と塒出錦です。

本園内に出店していた梅専門の苗木屋さんに、それぞれふたつの花を並べて、
塒出錦と藤牡丹枝垂はどちらかわかりますか。
日光と塒出錦はどちらかわかりますかと聞いたことがありました。
すると、即座に正解を言われました。左右を逆にしても正解でした。
  日光は紫色っぽい。色調は呉服枝垂に似る。
  塒出錦はピンクで色調は藤牡丹枝垂に似る。 ということでした。
さすがは梅専門の苗木屋さんです。私にはいまだにわかりません。
花の色だけでなく、花の形状の特徴などもっともっと勉強しなければと思いました。

まとめると次のようになります。
         花色ピンク  花色紫っぽい
  枝が錦性   塒出錦    日光
  枝が枝垂   藤牡丹枝垂  呉服枝垂
  
残念ながら今年はこの苗木屋さんは出店の予定が無いようです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする