庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

まもなく水戸の梅まつりです 珍しい梅の花など

2019年02月12日 | 水戸の梅

偕楽園の2月7日現在の開花状況によると269本約10.17%が開花していると。
あれれ、偕楽園には約3000本の梅の木があると言われていますから、10%では300本咲いていないといけません。計算違い?それとも本数のタイプミス?それとも本園だけで拡張部を含まない?
それはともかく、11日にさらっと見てまわったのではもっとたくさん咲いているようでした。次の開花状況の発表は2月14日あたりでしょう。
その時にはわかりやすい表現でお願いしたいですね。
500~600本以上にはなっているかもしれませんね。

 珍しさや、話題性のある品種で咲いていたものをピックアップしてみました。

酈懸梅
何と言っても話題になるのは、この酈懸梅です。花弁が退化して小さく、全く花弁がないと思われるような花が咲いています。


次は秋篠宮殿下・妃殿下のご来園記念の紅冬至(秋篠宮殿下)が咲き始めています。紅千鳥(妃殿下)はまだ咲いていません。


梓弓が咲き始めました。この梓弓が咲き始めるとまもなく梅まつりが始まるのです。
梓弓は春、入る、後戻りしないなどの意味に用いられる枕詞としてよく知られています。
梓弓が咲くころは、丁度春がきて、もう後戻りしないという時期になるようです。


一流が咲いています。以前は好文亭内にしかなかったのですが、今では本園東梅林と南崖の正岡子規の句碑の近くなどにあります。正岡子規は一流の俳人ということですね。

正岡子規の句碑と一流



好文亭に新しい3品種の梅がデビュウしました。蓬莱・麝香・黄金鶴です。花が見えるのは麝香です。


月宮殿が咲き始めました。咲き始めは満月がのぼり始めたような赤味を帯びた色ですが、咲き進むと中天の月のように真っ白になります。白花が大部分ですが、赤花がいくつかみられるのも月宮殿の特徴です。


花弁が丸く大きめ。花弁が互いに重なり花としても大きな満月を思わせるような名花。


抱え咲きの美しい花 道知辺


咲き進むと花弁のふちが白っぽくなる覆輪。花の裏側も美しい唐梅が咲き始めました。


額縁からはみ出した白滝枝垂。
部屋の中から窓を額縁になぞらえてみるのも趣があります。


火の国鹿児島を表したような真っ赤な鹿児島紅も咲きました。


大震災までは一番早く咲いて、撮影スポットとして人気のあった八重寒紅です。震災による地下水脈の変化があったのか、震災の年の夏から元気がなくなり、開花一番手を別の木へ譲ったのでした。ようやく樹勢が回復してきてこれから人気の撮影スポット間違いないでしょう。


コメント (6)
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