庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

山でうまいはオケラにトトキ 里でうまいはウリナスカボチャ 嫁に食わすも惜しゅうござる

2016年04月28日 | 庭の花たち
山でうまいはオケラにトトキ・・・ トトキはツリガネニンジンのことで、山菜としてよくたべたものであるが、オケラは食べたことがありません。山菜として採取するほどあちこちにあるわけではないことによるようです。
そのオケラの芽が出てきました。
オケラ1604260001
オケラ1604260001 posted by (C)雑草
この株は毎年1mくらいに伸びて花を咲かせますが、増えることがなく依然として1本しか出てきません。

鉢にあるオケラも芽を出しましたが、まだ花が咲くほど大きくはありません。
オケラ1604260002
オケラ1604260002 posted by (C)雑草
次も鉢植えの小株ですが、葉がオケラらしくありません。本当は何なのでしょうね。
オケラか1604260003
オケラか1604260003 posted by (C)雑草

ヤブレガサも山菜として食べられるそうですが食べたことはありません。蕾が見えてきました。
ヤブレガサ1604260051
ヤブレガサ1604260051 posted by (C)雑草

タンポポは少し苦みがあります。この蕾はカントウタンポポのようです。自信はありません。
カントウタンポポか1604280003
カントウタンポポか1604280003 posted by (C)雑草

斑入りのクサイチゴの花が開けません。これは完全真っ白な斑入り部分の花です。半分斑入り部分ではちゃんと咲いたのですが。
斑入りクサイチゴ1604230057
斑入りクサイチゴ1604230057 posted by (C)雑草
クサイチゴ1604270008
クサイチゴ1604270008 posted by (C)雑草
斑入りクサイチゴ1604280005
斑入りクサイチゴ1604280005 posted by (C)雑草
左側10時方向の少し赤くてとがった部分は萼が3枚くっついていて離れないために、左側の花弁が出てきません。

ナルコユリに小さな蕾がついています。
ナルコユリ1604280001
ナルコユリ1604280001 posted by (C)雑草
ホウチャクソウが咲きました。これは食べられません。
ホウチャクソウ1604260053
ホウチャクソウ1604260053 posted by (C)雑草
コメント (4)
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ミヤマスカシユリの挿し芽と増殖

2016年04月28日 | 庭の花たち
ミヤマスカシユリと偶然出会ったのは2014年でした。河川敷のため池状の水溜りのほとりでした。一見自生しているような、でもゆっくりと引き上げると抜けてしまうような泥にはえているというか置かれていたような何とも不思議な出会いでした。
ミヤマスカシユリミヤマスカシユリ posted by (C)雑草


この時は球根のほかに、茎の地中部分に木子(小さな球根状のもの)がついていました。
球根は鉢植えにして花を楽しみ、翌年の2015年も芽がでましたが、冷涼な山の岩場と違って夏には暑すぎたのか花が咲かないで蕾がまだ見えないくらいの時に蕾が枯れてしまいました。下はそのときの様子です。
ミヤマスカシユリ1505130002ミヤマスカシユリ1505130002 posted by (C)雑草
ミヤマスカシユリ1505250056ミヤマスカシユリ1505250056 posted by (C)雑草

さて今年2016年は枯れて出てこないのか心配しましたが、昨年と同じような芽がでてきました。しかも3本になったようです。下は今年の芽です。今年は昨年の失敗を繰り返さないように暑さ対策を考えて何とか咲かせたいものと思っています。
ミヤマスカシユリ1604260005ミヤマスカシユリ1604260005 posted by (C)雑草



一方木子については2014年に苔むした岩に植え付けましたところ、植えたのは6月でしたがその年の秋2014年に1枚葉が出てきました。さらに2015年の春には、1枚葉とは別に茎が出てきました。下はその時の様子です。一枚葉と茎のふた株になりました。
コオニユリか1505260003コオニユリか1505260003 posted by (C)雑草
この苔むした岩を置いた鉢を、水抜き穴をふさいださらにひとまわり大きい鉢に水を満たして、その中にいれてあります。これを風通しの良い冷涼な場所においたので、環境がミヤマスカシユリにはよかったのでしょう。
このころはこれはコオニユリのムカゴを植えたこともあったので、コオニユリかもと思いましたが生物の先生は葉が細長いなどミヤマスカシユリであると判定してくださいました。

さて、秋になってまた1枚葉が出てきたと思ったらそれは葉が3枚になりました。
ミヤマスカシユリ1510240004ミヤマスカシユリ1510240004 posted by (C)雑草
さらに成長を見守っているとそれは春よりも太い茎になりました。ところが何者かに茎を食いちぎられてしまいました。もしかして花が咲くかもと期待したのに残念。
ミヤマスカシユリ1511190032ミヤマスカシユリ1511190032 posted by (C)雑草

ちぎれてしおれた茎を、もしかしたら挿し芽して生きるかもしれないと挿しておいたところ、はたして新しい葉が伸びてきました。
16ミヤマスカシユリ0108000116ミヤマスカシユリ01080001 posted by (C)雑草
これが花瓶のユリのように一時的なものか、それとも根を出して生き返るかを見守りました。先にコオニユリでは雹害で折れた茎を挿し芽したところ根づいたことがあったので生きる期待はあったからでした。
3カ月過ぎて、2016年の春に期待通り生きて茎が伸びてきたので、元の岩に植え戻すことにしました。下は元気になった挿し芽です。
ミヤマスカシユリ1604260007ミヤマスカシユリ1604260007 posted by (C)雑草

根の出具合はどうかと引き抜いてみましたところ、発根して立派な根がついていました。
ミヤマスカシユリ1604260015ミヤマスカシユリ1604260015 posted by (C)雑草
さらに球根ができていないか、根を水洗いしてみましたが、まだ球根は無いようです。
ミヤマスカシユリ1604260018ミヤマスカシユリ1604260018 posted by (C)雑草
球根ができないと1年草のように秋には枯れてしまうでしょう。まだ夏までは日数もあるのでこのまま成長する過程で球根も生成されることを期待して、岩に植え戻しました。
ミヤマスカシユリ1604260021ミヤマスカシユリ1604260021 posted by (C)雑草
中央の赤っぽい葉が植え戻した茎です。
また、左側には今年の春になってから出てきた1枚葉と、細い茎とが出てきたのが見えます。
ということは1個の木子から、昨秋出て食いちぎられた茎、1枚葉、細い茎と計3株に増えていることと、挿し芽したのと合計4株に増えたことになりました。
特殊な環境でしか生き残れないミヤマスカシユリを増殖することができましたので、今度は花を咲かせるほどに太い茎をもつ株にそだてて花を咲かせてみたいと願っています。



コメント (2)
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