まもなく19時。空はうっすらとピンクがかった灰色。雲があるので日没したのかまだなのかちょっとわかんない。でもけっこう明るい。「薄暮」ってこゆこと。ついこないだまで17時くらいで真っ暗になっていたのにな。
まもなく19時。もうこの時間でいきなりの大事件の電話もないだろうから、なんとか今週も乗り切ったという感じ。久しぶりにちょっとタイヘンっぽかった。
といっても、11時になると寝るという基本スタイルは一度たりとも崩してはいない。朝4時まで仕事したとか徹夜とか、そういうのが本当のタイヘンなんだろうな。ごめん。俺それほどタイヘンじゃなかったかも。
久しぶりなんで何書いたらいいかわかんなないので、先週見た映画でも。スウィングガールズ。最初スイングガールズと書いて、何か違和感があったのでちゃんと見たらやっぱスウィングだった。ウォーターボーイズをかなり楽しんで見たので、当然これも楽しみにしてました。あと、主役の女の子は最近見ているTVドラマ(キムタクのドラマ!)にも出演してて、ちょっと気になってました。はああ。この娘が去年「ジャズやるべ」とか「なんか、いぐね? いぐね?」とか言ってた子かあ。
で、見ました。ウォーターボーイズ以上にマンガチックな映画で、期待したのとは違う仕上がりでしたが、まあそういうものだと思ってみれば楽しめないことはないです。
楽器に触ったこともない娘たちが最後に立派な演奏するまでの過程を描いた映画なのですが、
「楽器の練習の前に体力トレーニングをする」
「楽器を手に入れる苦労」
「おかしな指導者」
ここまでは細かいネタを交えつつ、それなりに丁寧に描いていながら、その後いきなり
「楽器が弾けるようになった」
に状況がすっ飛んでしまうんです。このあたりは映像にしにくい場面なのかなあ。ウォーターボーイズでは陸上の練習やゲームセンターでダンスの練習など、できないことができるようになるまでに時間を割いていたのに。この映画では一度も真面目に練習をしたことがない「その他おおぜい」のメンバーたちが、主役級のメンバーが路上でかっこよく演奏しているのを見て感銘をうけて、即座にタクシーで楽器店にのりつけ、楽器を手に入れてから現場に戻って、いきなり合奏に参加。かなりのレベルで聴衆を魅了するという演出です。マンガでしょ?
田舎の高校生たちは溌剌としててかわいいし、さわやかに仕上がった青春映画だとは思うのですが、脚本には不満が残ります。誰かリベンジ頼む。
そういえば、知り合いで高校のブラバンの顧問をやってる奴が「スィングガールの影響か新入部員の数がものすごく多くて楽器が足りない」とMLで悲鳴を上げていたけど、確かにこの映画を見た中学生ならその気になるかもな。
最後にひとこと。竹中直人の出ていない日本映画が見たい!