気ままなZOO

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カモシカのユリの話… 須坂市動物園

2011-02-09 | 動物園・東海中部

カモシカのユリです。

ユリには左前脚がありません。

カモシカが3本脚で過ごすと、
擦れたり、身体に負担がかかるので、
服を着て過ごしているのです。


 
4年前、
ユリは左前足骨折の状態で保護されました。

野生動物にとって、脚の骨折は大ごとです…
脚は壊死して、生死にかかわることもあります。

動物園のスタッフは、
やむ得なく手術で脚を切断することしました。
ユリは
3本脚で、
須坂動物園で暮らすこととなったのです。

      

実は…
ユリには、もうひとつ、こんな話もあります…

      

2月の寒い冬に、
怪我をしたユリが動物園に保護されました。

しばらくして、切断手術も終わり、
ゆりは順調に回復しました。
食欲も戻り、体重も増え、飼育員さんたちも、ひと安心です。

しかし、
6月のある日、
ユリに異変が起こりました。

「どうしたんだろう」
近づいてみると…

そこには、
小さなカモシカの赤ちゃんがいました…

身籠もったまま、大けがをし、
人間に保護され、大手術を受けたユリは、
ひっそりと出産したのです。

スタッフも、ユリの治療に懸命だったため、
保護された時には妊娠した状態であったことに
気づきませんでした…

    

赤ん坊はひどく弱っていたため、
すぐに人工ほ育に切り替えました。

残念ながら、
懸命な世話も甲斐なく、
小さな命は、天国へ旅だってしまったのです…

ユリの受けたストレスや切断手術の影響なども考えると、
動物園スタッフも、どれほど心を痛めたでしょうか…

      

いまでも、
ユリはこの動物園で静かに暮らしています。

 

カンガルーのハッチで有名になった須坂市動物園。
カモシカのユリのいる動物園でもあるのです。


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4 コメント

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そんな・・・ (ヤス)
2011-02-09 22:12:32
お話があるんですね。馬もやはり骨折=壊死なので安楽死という選択になってしまうことが多いのですが、3本足でも頑張っているカモシカもいるんですね。
ヤスさんへ (ずぅ)
2011-02-10 00:25:30
自然界は厳しいですから、
骨折した場合は致命傷でしょうね…

保護された動物にも、いろいろなドラマがあるようです…
命の大切さを伝えて! (はなちゃん)
2011-02-13 13:35:18
ユリちゃん、保護されていなかったら~きっと亡くなっていたでしょうね。
助かった命、これからも頑張って生き続けてほしいですね。
そして私たちに命の大切さを伝えてほしいです。
はなちゃんへ (ずぅ)
2011-02-14 21:20:12
自然界では骨折した草食動物は
生きていくことができないのかもしれません…
人間のすることは、正しいことばかりではないけれども、
優しい気持ちだけは、大切にしたいですものね(*^_^*)
はなちゃん、優しいコメントありがとう

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