気ままなZOO

行った場所、見たもの、感じた事、気ままにねぇ…… きままなZOOです。旅のお話、動物園、水族館のお話を…

東京タワーのできた年 ALWAYS 3丁目の夕日

2005-12-01 | 映画・テレビ
オート3輪って知ってますか? 私は子供の頃、叔父に乗せてもらいました。
東京に路面電車もありました。 私は横浜生まれなので市電や電気で走るトロリーバスが思い出です…

いつの頃からか、昭和30年代の町並みを表した場所が現れ始めました。
横浜ラーメン博物館やお台場の一丁目商店街など…
若い人も喜んで訪れているみたいです。

映画の日ということもあって「ALWAYS 3丁目の夕日」をみました。
口コミなどで評判が広がり、日本映画としては、思いがけないヒット作となっているそうです。

不覚にも、
私、泣いちゃいました… 
ストーリーはドラマの王道というか。ちょっとベタな話なのですが…

人と人とのつながり、思いやりが、ノスタルジックな雰囲気の中で流れている映画です

実は私はこの映画の原作の漫画(西岸良平)が好きで、もう20年以上も前から読んでいます。
映画になると聞いても、原作のイメージもあり、
どうしようかとも思ったのですが、見て良かったです。

昭和30年代が、CGなども使って見事に映像化されていました。

原作と設定を変えた所も良かったのかもしれない。
原作では、少年(青年)の「六ちゃん」が少女(堀北真希)になっている。
鈴木オートの気弱でやさしい社長さん(堤真一)が強いキャラクターに。
さえない年寄りの茶川先生を、映画では吉岡秀隆が演じるなど、
原作とのイメージの違いは多いですが…それはそれでいいのかも…

原作のエピソードを随所に取り入れながら、複数のストーリーが進行します。
下町に生きる人々の様子が描かれています。
人情話も交え、笑えて、切なくし、涙を流し、ほのぼのとさせる。
日本映画のひとつの形が久々に表現できたのかもしれません。



映画の始まりから、少し凝った演出です。東宝のマークに注意してね。
そして、都電、集団就職、蒸気機関車、古い型の自動車、舗装していない道、白黒テレビ、空手チョップ、電気冷蔵庫、カドのタバコ屋、木の電信柱と広告、ツギのあてた服、駄菓子屋、裸電球、ランニング姿の子供が路地や広場で遊び…

建設中の東京タワーが各シーンに挿入されていて、徐々に完成していく。
その様子も不思議でいいです

今では、ビルに隠れて見えにくい東京タワー。。。
当時は威風堂々の東京タワーを、様々な場所から見えることができたのでしょうね。  

ちなみに、この映画は昭和33年の設定!
zooは生まれていません! 念のため… ←若ぶるなよ!
コメント (15)
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