武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

季節は巡る

2006-09-21 07:46:01 | 随筆
昨日の夕方、今年の初めての金木犀の香りに触れました。
昨年、金木犀はトイレの香りなんて書いてからもう一年です。

さて、小泉さんの終焉と時期を一致させた訳では無いでしょうが
タイのタクシン首相も国連総会出席中にクーデターで座を追われました。
5年に及ぶ政権は一夜にして崩壊したようです。
「行くときは首相、帰るときは無職」なんて名言を吐いたそうですが、。

それにしても、プミポン国王がクーデターを容認することで
国が総て丸く治まると云う幕切れも、
何か中世の朝廷の院宣/令旨を取り合う源平の戦いを彷彿とさせます。

朝廷はその時々の最も力のある武家に錦の御旗を与え
そして自身の権力を維持する。

人の欲が蠢くこの世は、
何百年経っても国が違っても、大きな変わりはないのでしょう。

http://excite.co.jp/News/world/20060920002600/20060920M30.171.html


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