武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

クリスマス余談

2004-12-28 14:07:23 | 随筆
先日、クリスマスについて語らせて頂いたのですが、 その後古新聞置き場に置いてあった新聞に、現在アメリカでも"メリークリスマス”と云わずに、”ハッピーホリデイ”と云う様になってきたと書いてあるのを見付けました。 プロテスタントが国の主な宗教である国でも、マイノリティーへの配慮が必要なのでしょうか? それともイラク戦争に付いて何かと世間の風当たりが強いため、その矛先をかわす目的でイスラム圏出身住民への . . . 本文を読む

子供とコーヒーとコーラ

2004-12-27 11:58:49 | 随筆
子供の頃の話です。”コーヒーを飲むと馬鹿になる”と云って(コーヒー屋さんごめんなさい)親は私にコーヒーを飲ませてくれませんでした。同様にコーラに関してもダメでした。 恐らくカフェインが悪いとされたのでしょうが、実際何か根拠がある話なのでしょうかね? とは云え、私も二人の子持ちになりましたが、30年の時空を越えて”コーヒーとコーラに付いては止めておきなさい”と云っている自分が居ます。 根拠が有っての . . . 本文を読む

クリスマスの本当の意味

2004-12-24 18:36:41 | 随筆
今宵はクリスマス・イヴ。 「メリークリスマス」の言葉の意味を考えたことが有りますか? 日本では、この時期街中がイルミネーションに飾られて心弾み、出会う人が皆「メリークリスマス!」と挨拶を交わす年末の楽しいイベントとなっています。 しかし、私はこの時期になると苦い思い出が甦ってきます。 それは今から15年くらい前のことになります。私にはトルコ人の友人がいました。その友とは友人としてとても仲良くして . . . 本文を読む

においの暴力

2004-12-22 10:31:56 | 随筆
電車の中は世間の縮図です。老若男女さまざまな方が乗り合わせています。 狭い空間に閉じ込められて時間を過ごしますが、混んでて何も出来ない時には周りを観察するしかありません。 その中でオッさんの私が云うのも変ですが、中年親父のにおいは暴力ですな。 私は煙草は嗜みません。お酒も弱いので缶ビール一本を飲み切れません。 だから自分は有り得ないと云う訳では無いですが、宴会翌日と思しき中年親父の腐った様な臭いに . . . 本文を読む

ユニクロ派?非ユニクロ派?

2004-12-21 08:18:37 | 随筆
”君たち、ユニクロ着る?” 職場の若い人たち(20代はじめから30代半ばまでくらい)にユニクロについて訊きました。 答えは本当に面白いでした。 ユニクロ派と非ユニクロ派のまっ二つに割れました。 前者は中毒の様に色々なアイテムを買って、上から下まで上手くコーディネートして着ています。 後者は全く関心が無いか、有っても食わず嫌い(着ず嫌い?)で店にも入ったことがない様です。 これは性別、未婚、既婚に関 . . . 本文を読む

街の天狗

2004-12-20 08:35:20 | 随筆
こちらの読者の方で「街の天狗」という人をご存知でしょうか? 私は大阪の出身です。 今から30年以上前になるでしょうか。 毎年師走になると大阪の梅田の地下に「街の天狗」を名乗る謎の人物が、その年一年を振り返って模造紙(もうこんな言い方はしないのかな?)に筆文字で世相批評の壁新聞を張っていました。 私は未だ小さかったので、その内容までは記憶していませんが、 全国紙の新聞が毎年コラム記事でその内容を伝え . . . 本文を読む

地球環境保護?

2004-12-18 08:26:50 | 随筆
私の職場は本当に文書の配布が多いのです。 会議のお知らせに混じって、エレベータが点検に入るだの、床のワックス掛けを始めるだの、年末年始は飲酒運転しない様にだの(年末年始だけかい?と文書にひとり突っ込みを入れたくなりますが、、)、つまらないモノの山です。 その中で昨日送られてきた文書は、これはもう笑いを通り越して呆れました。 題名は「環境保全率先実行計画」などと仰々しいことが書いてありましたが、中身 . . . 本文を読む

混んだ電車

2004-12-17 12:29:32 | 随筆
暖冬とは云え、今朝は冷え込みが厳しかったですね。 私、通勤には電車を使っていますが、着膨れで押し合いへし合いです。 そこでいつも思うのですが、混んだ電車で痴漢に間違えられないか? 中年の男としてすごい不安です。 ”この人、痴漢です!”と云われてしまえば、それが冤罪であっても否定するのは至難の業でしょう。 で、最近ちょっと目先を変えて、降り口に近いところを外して電車の最後尾車両で車掌さんに向いて立っ . . . 本文を読む

「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

2004-12-16 14:01:27 | 随筆
「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」 今から30年以上前になります。中学時代の国語の先生が、紀貫之の土佐日記(平安時代)の冒頭であるこのフレーズをよく口ずさんでいました。 平安期、日記は漢文の素養のある男性が書くものが殆どで、それを紀貫之が自らを女性に模して仮名文字で日記を書いたのが土佐日記とのことです。 ひるがえって現代、恐らく日記と云うものは女性の方が書かれる人が多いのか . . . 本文を読む