武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

冬季五輪の強化委員

2006-02-28 15:26:54 | 随筆
昨日の閉会式の写真の一面トップは、 やはり荒川静香。 金メダルを首から下げて肩車の画は、最高のフィナーレを飾るものです。 しかし、彼女がメダルを取るまでのマスコミの論調は、 「今回の五輪惨敗の犯人探し」一色。 まさにお通夜のようでした。 それが、たった一つ金メダルを取っただけで 「終わり良ければ総て良し。」と云った感じ。 今回の五輪強化委員の首は、 荒川選手によって助かったと云っても過言で . . . 本文を読む

ミスをしない

2006-02-27 08:39:47 | 随筆
Olympic Games in TORINO 2006 が閉幕です。 実は自分の中では、長野五輪以上に盛り上がってました。 それは、日本人がどれだけメダルを取るかといった 矮小的なものではなく、 年々、ヒトの限界に近づいているような中で 如何に確実にパフォーマンスを了えるかと云った ハラハラ感に対してです。 オリンピックの勝者になるためには、 気力、体力、技術力の頂点を 四年に一度のこの日に . . . 本文を読む

All or Nothing

2006-02-25 10:02:02 | 随筆
昨日の荒川選手の快挙の興奮冷めやらぬ今朝です。 新聞はもとより、テレビも 彼女の偉業を称え、これでもかと報道しています。 生い立ちから始まって、小学校や中学校時代のエピソード 前々回の長野オリンピックの惨敗振り 前回のソルトレーク落選 そして、今回、復活の金メダル、。 確かにネタとしては劇的です。 しかし、SP開始前日までの報道とは明らかに異質なものを感じます。 結果が出る前だから、保険を . . . 本文を読む

グループ

2006-02-24 15:00:29 | 随筆
滋賀県の幼稚園児の殺害事件 とても悲しいです。 送り迎えの当番を、誰と組むグループで受け持つか? その決めた方法の詳細は知りません。 ただ自分の小学校時代のかすかな記憶を辿ると、 丁度グループ学習が学習指導要領に取り入れられ 先生の決めた何人かの級友と 強制的に振り分けられた記憶があります。 グループは約一ヶ月の間、 給食や勉強、体育など学校生活の総てに 時間を共有し合うことになっていました。 . . . 本文を読む

タイミングとコメント

2006-02-23 21:40:27 | 随筆
仕事が忙しくて、忙しくて。 心が死んでます。 本日やっとの思いで自分のPCの前で文を編む気になりました。 いくつかのブログ訪問もご無沙汰でした。 話題が風の様に通り過ぎており コメントしようにも些か「賞味期限切れ」 心のうちで、突っ込みを入れておくことにしました。 . . . 本文を読む

悪筆と王羲之 その2

2006-02-17 08:01:43 | 随筆
昔、中国の科挙(上級国家公務員試験)では、 真っ白な紙に、黒々とした墨で 判で押した様な楷書文字の答案を書かねばならなかったとのことです。 宮崎市定 中公新書「科挙」に由れば、 王羲之先生の様な癖文字は、一発落しの典型だったようです。 しかし、そう云った文字を芸術品として、 ときの皇帝が愛したと云うのも人の世の矛盾でしょう。 . . . 本文を読む

悪筆と王羲之

2006-02-16 14:33:52 | 随筆
職場の仲間と昼食中の話題です。 最近は、こうやって打ち込み文字の書類が多いので、 直筆は少ないですが、、。 「××さんの書類って、読みにくいですね。」 「いや、○○さんの方が読みにくいですよ。」 ご意見色々です。 「ところで、武蔵野日記さんの文字は不思議な文字ですよね。」 「癖字と云うか、上手いのか?下手なのか?分からないです。」 「う~ん、そうかあ?まあ、王羲之みたいなもんだよ。」 「?? . . . 本文を読む

バレンタイン異聞

2006-02-15 18:55:06 | 人間観察
職場の同僚(30代男性)が朝から怒っていたので 「どうしたの?」と水を向けてみたら、 「どうもこうもないですよ。」と堰を切った様に話し始めました。 彼が云うには、「昨日、コンビニへ行ったら、 『本日、お客様にはサービスでバレンタインのチョコレートを差し上げてます。』 と笑いながら、板チョコを渡されたんですよ。」 で、「その笑い顔が気に入らない。」と、。 私は、「???なんで怒ってるの???」 彼 . . . 本文を読む

ついでチョコ

2006-02-14 10:13:56 | 随筆
聖バレンタインデー 昨年書き綴ろうと思っていて止めた話題です。 高校二年の時の話です。 朝からそわそわドキドキ。 行きの電車の中でのハプニング、無い。 下足箱を開けても、無い。 ロッカーを覗いても、無い。 自分の机の中、無い。 授業の休み時間、無い。 昼の弁当の時間、無い。 放課後の掃除時間、無い。 時間だけは無情に過ぎて行きます。 そして、クラブの時間、 友人と夕日差す廊下を歩いていると . . . 本文を読む

聖バレンタインデー・イヴ

2006-02-13 17:31:20 | 随筆
そんな日が有るのかどうかは不明ですが、。 中学、高校の頃、共学の学校に通っていた私達男子生徒にとって、 聖バレンタインデーは審判の日。 気になる娘から、頂けるものなのか、否か? 特に前日はドキドキものでした。 義理チョコなんて言葉が無かったあの時代 チョコレートは即ち彼女が出来るか否かの大きな分かれ目。 FM大阪のラジオを聴きながら、天井を眺めていた中学2年の冬。 ラジオでは盛んに 「明日はバ . . . 本文を読む