武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

孫悟空の旅

2016-02-29 08:03:35 | 随筆
昨年に引き続いて、JR東日本では『ウルトラマン スタンプラリー』が行なわれた。 約50日間にわたって行なわれたが、筆者も参加してみた。 しかし特にフリー切符等を買って参加した訳でなく、 通勤や仕事、あるいは休日の散歩等で出掛けた駅で集めてみた。 一面の10個までの集印は比較的スムースだったが、 それ以降は、中ページを地味に埋めて行く作業になった。 これで分かったのは、首都圏の或る範囲は頻回に . . . 本文を読む

迂闊を通り越して

2016-02-18 08:16:33 | 人間観察
昨日、議員さんのことを書いていたら、突然のニュース。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160217-00000050-ann-pol 自らの発言が、周りにどれだけの影響を及ぼすか? 全く想像もできない人間の言葉としか思えない。 人として生きていれば、ハメを外したくなったり、 大声で自らの心のままを叫びたくなる誘惑は、毎日波の様に襲って . . . 本文を読む

『群盲、象を撫でる』ようなもの

2016-02-16 16:43:47 | 人間観察
国会議員、世襲制で家業化している人達も困ったものだが、 一方、新人公募議員の行状が悪いことも情けない。 http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2016/02/16/0008809296.shtml 新人公募の際には、各党派ごとに人物の選定作業があるのだろうが、 政治家を志している人達にとっては、人をその気にさせるようなプレゼンなど朝飯前。 上手く風に乗っ . . . 本文を読む

喧嘩(互いに正論だが) その2

2016-02-09 08:40:45 | 人間観察
さて、水入りの勝負となって決着は付かなかった論争だが、 この男性同士の口論。 互いの言い分には、それぞれの正義が込められている。 男性A:席は一人分で座りましょう。 男性B:現時点で誰にも迷惑を掛けていないのだから、自由に座って当然。 正義とは一体何だろうか? 今回のエピソードは、単に老人同士の道徳観のぶつかり合いだが、 これがイデオロギーの違いによる国家間いさかいだと考えたら、 これは相当 . . . 本文を読む

喧嘩(互いに正論だが) その1

2016-02-08 10:45:19 | 人間観察
日曜日の空いたスポーツクラブのサウナ内、突然の大声。 二人のかなり年配男性(見たところ、70前後)が言い争っている。 あまりに馬鹿ばかしかったので、ここに再現してみる。 男性A:「貴方の座り方は、他の人に迷惑ですよ。」 男性B:「は?、一体誰に迷惑を掛けていると云うんですか?」 男性A:「だから、その座り方じゃ、二人分の席を取っています。」 男性B:「これだけ空いているんだから、誰にも迷惑なん . . . 本文を読む

自分の居場所

2016-02-04 11:40:43 | 人間観察
プロ野球の伝説選手が、違法薬物保持と同使用の容疑で逮捕された。 彼の甲子園時代を生で知っている世代の人間にとって、 最初に聞いた時は『驚き』以外の言葉が見付からなかった。 しかし、多くの後追い報道を見る限り、 何故 そういった薬物に手を染めて行ったのかは、 おぼろげながら分かる気がしてきた。 相当の努力はされていたのだろうけれど、 少なくとも努力が報われて、結果が出せたことで全能感に浸れたの . . . 本文を読む

公開イジメ

2016-02-02 08:05:27 | 人間観察
或る女性タレントの不倫にまつわる降板騒動が続いている。 昨日は、出演番組に1000件以上の苦情電話が有ったとの報道が有った。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160201-00000087-spnannex-ent その苦情曰く、『テレビに出ている人のことを子供に説明出来ない。』と。 訳が分からない。 苦情主さんは、一体どれだけ清廉潔白で品行方正で聖人君 . . . 本文を読む

縦書きと横書き

2016-02-01 12:20:40 | 随筆
今年始まった大河ドラマ『真田丸』 出だしの三回を観る限り、面白い!! 自分の中の人物像と俳優さんのイメージがまだ一致しているとは云い難いが、 テンポが良くて、また歴史好きにはたまらない小ネタのエピソードがちりばめられていて飽きさせない構成が面白い。 流石、三谷幸喜氏の脚本だと感心する。 さて、そのタイトルバック 『真田丸』 の文字。 挟土修平さんの塗り壁と鏝で掻き取った文字の強さ これも秀逸。 . . . 本文を読む