武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

恨みのエネルギー

2013-12-14 13:45:05 | 人間観察
今回、政権に返り咲いてからの総理大臣 財政出動の大盤振る舞いで、国民の気分を良くしておいて 支持率を高水準に持って行き、 その上で、自分の念願の無理スジ政策を次々と通して行く。。。 見事と云う他はない。 まるで前回、国民世論の逆風の中で ボロボロになって引き摺り降ろされた恨みを晴らしているかのよう。 今後も隣国との関係が悪化すればするほど、恐らく支持率は高止まりするだろう。 そう云った意味で . . . 本文を読む

仲父

2013-12-13 20:55:13 | 人間観察
「仲父」;ちゅうふ;父と崇めるべき叔父 権力を得るまで年少の王は、”何卒、後ろ盾宜しくお願いします”と辞を低くして頼み。 そして頼まれた後ろ盾は、”この小僧を傀儡として、自分が権力を握るぞ”と、黒い感情を動かす。 しかし、そうした蜜月の破綻は意外に早い。 「そちは、何の功績があって”仲父”と名乗るべきや?」 いつの間にか、後ろ盾の周囲は王の親衛隊に取り囲まれ、 あっという間に首が落ちる。 決 . . . 本文を読む

生命体としての国家

2013-12-07 22:14:27 | 随筆
特定秘密保持法が成立した。 法律的意義は、うわべでは必要かつ充分な要件を満たしているが、 運用では、多分に恣意的意図が入り易いリスキーな法だと考えざるを得ない。 国家総動員法や治安維持法と同様の運用が成されかねない法律であるとの指摘は正鵠を得ていると考える。 被害者としての国家としての秘密の定義が曖昧であり、 加害者としての人物を逮捕する際の理由付けに透明性が感じられない。 昭和40年代に小学 . . . 本文を読む