武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

告悔

2007-09-29 13:16:00 | 人間観察
昨日の朝の会議、コの字型に机が並べられていました。 向かいに坐っていた同僚にふと目をやると、、 何と社会の窓が全開です。 笑いそうになるのを堪えながら どうしたもんか?と考えあぐねていましたが、 まさか会議の最中、向かいに坐っている人間に 「開いているぞ!」と叫ぶことも出来ず、 取り敢えず会議が終わったらそっと教えてあげようと思っていました。 さて、小一時間の会議が終わって席を立って彼のところ . . . 本文を読む

2007-09-27 13:13:53 | 随筆
「雨が降りそうなので傘を持って行かれたら?」 今朝の出掛けに妻が言いました。 確かに、江戸の空はどんより曇っていました。 ”それもそうだな。”と何となく納得して 愛用のコウモリ傘を手にして駅に向かい始めましたが、、。 ややっ!道行く人は誰も傘など手にしていません。 さらに駅に着いて、電車に乗り込む頃には次第に空は晴れて明るくなって行きます。 ”あちゃ~~。” 乗換駅の人混みに揉まれる時に目を . . . 本文を読む

振り子

2007-09-24 06:05:10 | 人間観察
昨日、自民党の新総裁に福田康夫氏が選出されました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070923-00000108-jij-pol 選挙戦の最中から云われていたことでしょうが、 小泉改革路線に対するアンチテーゼとして彼が担がれたのは間違いないです。 若い世代重視か?ベテラン重視か?、 対米重視か?対アジア重視か? 財政再建重視か?財政出動重視か? 小泉さ . . . 本文を読む

家の鎮め

2007-09-23 19:11:44 | 随筆
三連休の中日、暑さも一段落して世間はのんびりしています。 しかし、家は「落ち着いている」状態からは程遠く、朝から戦争状態。 子供の学校の宿題や塾の段取り、溜まりに溜まったゴミ掃除、風呂掃除、庭掃除、 そして夏物の後始末、、問題山積。 その昔、奈良時代は聖武天皇の御世。 鎮護国家の思想の元に全国に国分寺、国分尼寺を建て、 その総元締として奈良 平城の都に東大寺 大仏を置いたのは知られたこと。 h . . . 本文を読む

桂花

2007-09-21 07:51:18 | 随筆
秋とは云え、暑い! 何とお彼岸の入りにもかかわらず、本日も真夏日。らしい。。 地球温暖化の一貫なのか?一時的な気候のぶれの範囲なのか? 科学的な解釈は専門家に任せておいて、 それにしても暑い。 それはさておき、季節は巡ります。 本日、通勤途中。あるお宅の前を通ったらいきなり金木犀の香りが漂って来ました。 今年初めてです。 (金木犀は、中国では桂花と呼ばれています。) ちょっと立ち止まって観察し . . . 本文を読む

手前の論理

2007-09-18 11:52:12 | 随筆
本日の朝日新聞  奈良の放火殺人事件の少年履歴の流出についての社説を読んでいて引っ掛かりました。 http://www.asahi.com/paper/editorial.html http://www.asahi.com/paper/editorial20070918.html 単行本の著者と内部情報漏洩者とおぼしき医師の二人が家宅捜索を受けた一件、 彼等の行為について一般的な苦言を呈している . . . 本文を読む

ベビーカー

2007-09-15 06:10:55 | 通勤
昨日の帰りの電車の中、一つ離れたドア近くにベビーカーを押した女性が乗って来ました。 そこそこ空いた車内だったので、ベビーカーがそのまま乗れないと云う程ではなかったのですが、 周りの雰囲気を察してか、ベビーカーを畳もうとしました。 子供を左手に抱っこして、ベビー用品が入っていると思しき鞄を背負って、右手でべビーカーを畳む。。。 我が国ニッポン。周りの人は、無視するか、気が付かないか、黙って見つめる . . . 本文を読む

竜頭蛇尾

2007-09-13 08:00:57 | 随筆
鳴り物入りで登場した人物が、最後は石持て追われる様に身を引かざるを得ない。 貞観政要を引くとき、「創業と守成、何れが難きか?」の一文が浮かびます。 http://www.library.metro.tokyo.jp/17/020/17300.html 小泉さんが始めた構造改革 私は一定以上の成果が有ったと見ていますが そもそも改革と云うものは、始まりは勢いづくものの、継続させるには相当の力が必要 . . . 本文を読む

イッちまったか、。

2007-09-12 16:22:47 | 人間観察
安倍さん 辞任です。 この唐突さはその昔の細川さんと同じくらいです。 辞め時のタイミングとしては訳が分からない。 確かに疲れていたのだろうけど、、。 やっぱり辞め時のタイミングが分からない。 しかし、お二人に共通しているのは お坊ちゃんだったこと、、、良家のボンボンはやりたい放題。 . . . 本文を読む

9.11

2007-09-11 21:07:09 | 随筆
9.11 今から6年前のこの日 偶然ですが、私は太平洋上を赤道を越えて飛んでいました。 その時、遠くアメリカで惨劇が起きているとはつゆ知らず白河夜船でした。 現地の事務所に着いた時、何人もの人間がテレビに釘付けでした。 「昼っからテレビ三昧とは良い身分だな。」 最初の感想はそう云ったものでした。 或る人間が急に振り返って私に云った言葉が忘れられません。 ”How can you come h . . . 本文を読む