武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

眞子内親王の結婚と公共事業

2021-09-02 07:19:31 | 随筆
報道によれば、「秋篠宮家 眞子内親王と小室氏の結婚が決まった。」らしい。。。

この小室氏の、そして今回の内親王の、あくまで筆者が感じる多くの”不誠実な”言動に、
筆者自身は今後の彼らへの尊崇の念は持てない。

いつだかの秋篠宮の誕生日会見ではないが、
憲法の24条1項が「婚姻は両性の合意のみに基いて成立する」と規定していることから、
だれも結婚に反対する根拠は無いのである。
しかし、皇室という制度が第二次大戦後にいったん廃止されかかった時点で、
どれほど多くの人々の血の滲むような努力の中で存続できたかということを考えれば、
本結婚は国民に対してムリ筋だと考える。

一方、この件を現代の「公共事業」として捉えれば、
どれほどの国民の反対が有ろうが、どれほどの税金が意味なく使われようが、
一旦走り出した案件は、行き着くところまで進まなければ終わらない。

つまり、支える官僚にとっては、宮家から「破談するように。」という明確な意思表示がなければ、
「結婚」という「事業」を終わらせることでしか、任務完了にはならない。

何れにしても、皇室という制度が2000年以上続いてきたとすれば、
きっと遠い過去にも似たような案件もあっただろう。
それを越えて、連綿と継続してきたのは、皇室の強さなのか?
あるいは日本人という人間集団のある意味「忘れやすさ」なのか?


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