大雑把な日常

日常のあれこれ。

昨日のはなし

2016-03-12 | 日記
悲しみの記憶がすぐスイッチオンするタイプの人間です。

昨日は一日
震災から5年
のニュースがやってました。

風化させないことや
今の復興の現状を伝えることの意義とか必要性や
動いている人はもちろん素晴らしいことだと思うし
苦しんでいる人や
それを支えている人へは
敬意を払いたい。

わたしは昨日一日を
普通の日として意識して過ごした。

日常に埋没される自分を有難く、受け止めました。
すぐあの日に感じたことが
生々しくフラッシュバックし、
あのときの感受性の波をワッと溢れるさせることが
わたしにはできる。
こういう人間にとっては
日常のなかで
記憶が少しずつ薄れることはありがたいことです。

戦争体験者の話にも
神戸の震災の話にも
それまたさまざまな辛い事象に言えることだけど
人々の記憶から消さないように
懸命に働いている人がいる一方で
それを忘れたいと口を開かない人がいる。
どちらも尊重されるべきだと思います。

つらい体験を忘れるように
また都合よく記憶の書き換えができるように
脳みそができていることは
人類が進化していくなかで
必要だから残っている能力のはずだから。

だからって
あの日のことで
それぞれが言うことに批判するつもりは毛頭ないです。
ただ
こういう人もいるって話を
一応してみた。

いまだにその日のことを映画やドラマの創作物で見ることが
上手ではありません。
ジャーナリズム的には大丈夫なんだけど
創作されている
ってことは消化されているってことだから
それに違和感を感じてしまうの。
『あまちゃん』でさえ、あの時期の場面は見るのが怖かったし。

そんな感受性がぎゅうぎゅうに詰め込まれたわたしですが
ゴールデンウィークは石巻に行きます。
ずっと行きたかったのだけど、
やっと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする