人って成長するもの、のはずですが、退化しているような気がすることも多いです。
といいますか、成長なんていうのは若者だけに限ったことで、ひょっとしてある年齢からどんどん下降してくのでは。
もちろん、運動能力とか脳細胞とか、は減っていくのはわかっています。
私が言っているのは人間性です。
年齢を重ねれば重ねるほど、温和で柔和で、悟っていくというのは嘘では?
人の粗がわかり、心が狭く、苛立ちやすくなるのではないか。
私はそうです。
だけど、人生経験から、それを表に出すのは体面的に悪く思われるのを知っているので、
あえてそういう顔をしない、ってだけです。
今日も仕事のできないプリンター会社のコールセンターの人に、
呪いを十個くらいかけました。
たぶん十年前だったら、そんなことは思わなかった。
ちゃんと応対してくれた、と思ったかも。
でも、わかるのです。
そいつの理解能力が悪く頭の回転が遅いために、なんども同じ話を繰り返しており、それを隠すために、
まるで私が物分かりが悪いかのような応対をしていることを。
わからないならば、さっさと違う人に変わってくれればいい話なのに。
あー、イラついた。
また飲み会をつまらない、と思うことも増えました。
お酒飲んで、過ごせればよかっただけの頃とは違う。
声の大きい人の自分勝手な話に突っかかって、スッキリしていた時代は終わった。
今は気を使って終わるからだ。
性格の悪さは変わらない。ただ察しがよくなっただけ。
それを成長、と呼びますか?
ふつうはここから、丸くなるんだろうな。