女の子同士の間で
相手の見てくれを言うことはタブーです。
「ブス」「デブ」というワードは
大人になってこの方
女性に発せられた言葉を
直接現実社会で耳で聞いたことはない気がする。
それくらい
言わない。
気にしてそうなひとには
たとえ、ぜんぜん違う人のことでも
そのワードは口にしません。
どうやら男の人の間では違うらしく
たいていこのワードを直接聞くのは
男の人からで
そのたび「はっ」とします。
理由はたぶん
笑いにならないからだと思います。
女の子の間では
このワードが使われるときは
笑いにするときではなく
ディスるときです。
敵対する相手をおとしめるときにしか
相手の容姿に関する悪口はいいません。
ところで
お笑いが好きな私は
女性が使わないからこそ
自分をデブブスと言えるようになりました。
自分で使う分には面白いし、
ようやくその位置にいることを認めるだけの
器を身に付けた。
いままでは
存在さえを認めてはいけないと思っていた。
現実社会ではそんな感じだろう
と思っていたのですが、
もしかしたら
もっと容姿に対して
シビアになっているのかな
とテレビやネットがこんなに浸透している世の中で
思いました。
直接の知り合いじゃないコミュニケーションが発達し
直接面と向かって言わないがゆえに
簡単に相手をなじるようになる。
テレビを見ながら
悪口言ったりする気持ちで
ネットとかで相手の悪口を言う。
それと同じで現実社会でも
その感覚が持ち込まれたりして…。
あ、妄想ですけど。
もしかしたら、
見た目で笑うという今では鉄板のお笑いやバラエティ番組の弊害が
ここに着地しているのかも。
ババアみたいなことを言うけど
見た目いじりってそもそもタブーだからこそ
笑いになっていたんではなかったか。