「女は三界に家なし」ということわざがあることは知っていた。
私は女は嫁げば自分が生まれた家はもう自分の家では無い。
嫁いだ家もそれも自分のものでは無い。
なので離婚などしたら戻る家も無い。
そういうふうにうっすらと思っていた。
しかし突き詰めて考えたことは無かった。
昨日突然、この言葉が浮かんで来た。
三界とは何のことだろう?
「実家」と「嫁ぎ先」?あとどこがあるのか?
「この世」と「あの世」?それなら二界ではないか。
後何があるというのだ???
ネットで調べてみた。
「女は幼少のときは親に従い、嫁に行っては夫に従い、老いては子に従わなければならないものだから
この広い世界で、どこにも安住できるところは無い。
(解説)三界は仏教で「欲界」「色界」「無色界」すなわち全世界のこと。」とあった。
これを読んでビックリ仰天!
この年になるまでこのことわざの意味を全く知らなかった!
そして全く実行してこなかった!!!
素直に親の言いつけに従う子でも無かったし、黙って夫に従う嫁でも無い。
老いたけど、子は親を大事にすべし!と思っている。
このことわざ、何じゃこりゃ!これでは女がかわいそうすぎる。
「戦後強くなったのは女と靴下」と言われた時期があった。
「女は三界に家なし」ということわざを疑問に思うのは私が戦後生まれの所為?
戦後生まれでもこのことわざに疑問を感じず、素直にこのとおりに生きている女性もいるのか?
私の生き方は正しかった(正しい)とは、決して言えはしないが・・・・
永井隆博士の「長崎の鐘」・「この子を残して」を読んで遺児、誠一さん・茅乃さんのことが気になった。
両親を亡くした後、ふたりはどのようにして育ったのか?
原爆で母親を亡くしたとき、茅乃さんは4歳になる少し前(まだ3歳)、
父親の隆博士が亡くなられたとき、茅乃さんは9歳だった。
図書館に大人になった茅乃さんが出版された「娘よ、ここが長崎です」と
いう本があったので借りて読んだ。
原爆の恐ろしさを訴え、平和を願う本だった。
明日8月15日は「終戦記念日」
戦争の無い世の中になって欲しいと切に願う。
※目下、誠一(まこと)さんの著書「長崎の鐘は微笑む」を注文中。
※我が家に「この子を残して」の本を残してくれている叔母の長男の名前が「誠一」である。
もしかしてこの永井誠一さんを意識して付けた名前なのか?など思ったりした。