母の7回忌の法要をふる里のお寺でした。
コロナ蔓延のこの時期なので会食とかはせず供養のみ行った。
帰りに道の駅(?)で、巻き寿司と焼き餅(いも餡)を買って弟夫婦が
持たせてくれた。
巻き寿司を食べて驚いた。母が作った巻き寿司の味そのものだった。
母は巻き寿司に必ず干瓢・椎茸・人参の煮付け、卵焼き、ゆでたほうれん草、
それにそぼろ(桜でんぶ)を入れていた。
今日の巻き寿司にはそれらが全て入っていて味もお袋(母)の味だった。
今日の日のために母があの世で作って届けてくれたのでは?と
思うほどそっくり味のおいしい巻き寿司。
「お母さんは料理上手だった。その味を一つでも引き継いでくれていたら
良かったのに」と夫。
「お母さんの得意料理は何?お袋の味として私に引き継ぎたい料理は?」
と娘に言われて答えに窮する私。(残念ながら得意料理全くなし)
※言い訳。曲がりなりではあるが私も巻き寿司を作ることができる。
子どもたちの運動会の時はいつも巻き寿司といなり寿司を作っていた。
夫に巻き寿司の作り方を教えたのも私。
でも、そういうことを悲しいかな誰も覚えていない様子。(T_T)
無理も無い。私が最後に巻き寿司を作ったのはいつだったか?
自分も覚えていないほどだ。
母のことを話題にしながらの食事。
母もきっと喜んでいることだろう。
芋餡の餅がまたとてもおいしかった。
※書き終えて一つ気がついた。母の巻き寿司には「かまぼこ」も入っていた。
いつか気が向いたら、巻き寿司を作ってみようかな?