ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

伯母の葬儀

2011年02月24日 | 日記
今日は伯母(義母の姉)の葬儀だった。99歳。大往生。
昨夜は通夜だったが、湿っぽい感じは無く、爽やかささえ感じるほどだった。
「よくここまで長生きしてくれたね。ありがとう。これから人生の卒業式が始まるよ」といった感じだった。
この伯母は穏やかで優しい人で、義母が元気だった頃は、よく我が家に来て泊ってくれていた。義母が認知症になってからは私の相談相手になってくれた。

伯母には8人子どもがいた。今日の遺族挨拶・・・聞きながら突然涙がこぼれた。

『母は19歳で嫁に来て、私達兄弟8人を生み育ててくれました。(略)私達が子どもだった頃、母は、みんなと一緒にご飯を食べることがありませんでした。いつも隅っこに座って、子ども達にご飯をついで先に食べさせ、自分はその後で、お釜に残ったおこげなどをこさぐようにして(削り取るようにして)食べていました。誰よりも遅く寝て、誰よりも早く起き、私達は母の寝ている姿を見たことがありませんでした。(略)また今度生まれてくるようなことがあれば私は迷わずまたお母さんの子として生まれてきたいです・・・(略)』

80歳間近の遺族代表のこの挨拶に、この伯母さんの生き様を感じとても真似ができないと思うと共に感動。これぞ「日本の母」の姿!

我が身を省みて・・・ああ、比較するのもおこがましい・・・
うちの子ども達は「またあなたの子どもとして生まれてきたい」なんて絶対言わないだろう!
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