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学術会議の問題を忘れない!

2023-06-09 21:19:29 | 日記

 菅首相の時に6人の学者が拒否されて欠員状態が放置されていた学術会議の問題。今どうなっているのか、ご存じですか? 

 6人を認めるどころか、政府は学術会議法案を改正して、学術会議は会員選考に際し、外部の第三者からなる新設の「選考諮問委員会」の意見を「尊重しなければならない」と規定。諮問委の委員は、首相が議長を務める総合科学技術・イノベーション会議の有識者議員らと協議の上で学術会議会長が任命する>などとして、政府の介入を強める動きに去年2022年12月に出てきたため、学術界からはこれに反対して、学術会議の独立性が損なわれるとして再考を求める声明が続出。 学術会議の歴代会長5人や、日本のノーベル賞受賞者ら8氏が声明を発表していました。世界のノーベル賞学者61人も懸念を共有すると表明するなど国際的な批判も広がっていました

 こうした声が、2023年4月20日に、政府を法案提出見送りに追い込み、6人に欠員はそのままとなっていますが、学術会議法の改悪は免れている状態です。 

 ただ、この政権は、強行採決でもなんでも恥をしらずに反対を押し切る場面があるので、油断ができません。現在、この問題を引き続き反対していこうと呼びかけている方たちが、署名を集めています。下記の署名活動を読んで、学術会議の自律性を尊重するために、応援をよろしくお願いします。応援して下さる方は、下の写真か、ココをクリックして署名サイトに飛んで下さい。

 

 

  

   

  問題は、「第三者から構成される委員会」が「選考について意見を述べ」、学術会議は委員会の「意見を尊重する」ものとされていること。科学者の代表機関としての責任において「優れた研究又は業績のある科学者」の中から選考を行なうべき学術会議の自律性に対する、「第三者」の名による政治的介入の意図が継続され、内閣総理大臣に学術会議の候補者の任命の判断権があるとされていることです。

  このような考え方は、内閣法制局長官の人事のように、独立性が尊重されるべき機関や組織を人事を通じて支配しようとする長期政権の悪習と同じです。

  そして、自国民に危害が及ぶなどイージスアショアの導入計画のズサンさが暴露され、それを諦めたと思いきや「敵基地攻撃能力」こそ必要と1歩さらに悪い策に踏み込んだ時のように、ここでも学術会議の任命拒否が問題視されて、諦めて任命するかと思いきや、さらに1歩 この悪い一歩を法の改正で固定化しようとしているのです。

  まったく、この政権への批判や異論は許さないという独裁的、高圧的なやり方は、まさに「自由と民主主義」、「学問の自由」に真っ向から反対の立場に立つ政府だと、心から嘆かわしく思います。共鳴して声明を出して下さった世界のノーベル賞学者61人に恥ずかしい思いがします。

 

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