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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン181

2021-03-26 16:18:51 | ピアノ

   前回も雨に降られましたが、今回も雨の中をレッスンへ。まずは、藤井英一さんの練習本「ステップアップ・ジャズピアノ」から。今日は次の曲に進んで”BLUE MOON” 月好きに月の曲? ブルームーンは、月に2回満月がある時に呼ぶ月のことですが、曲は聴いてみると皆さんもよくご存知の曲ですよ。クリックするとyoutubeで演奏が聞けます。

   結構藤井さんのアレンジは難しく、そもそもB♭の曲になっていたので、半音使いが多く譜読みが大変(汗)。さて、お披露目です。

   弾き終わると先生が「あれぇ、跳ねないんですね。これ、ちょっと跳ねる方が自然じゃないかな。でも、確かに譜は指定がないから跳ねないんだ・・・」「これ、3連符が普通のとゆっくりと混ざっているから、更に跳ねも加わると大変なので初心者向けになっているのかもですね」「なるほどね」ということで、できるか分からないながら、適度に跳ねてもう1度弾き直してみました。

   確かに、そっちの方がしゃれています。リンクした動画のも跳ねています。ココにはさらにクールな”BLUE MOON”のジャズレッスンの動画がみつかりました。と言うわけで、次はこれに倣って練習してみようかと思います。  

   それから、実は、このテキスト、練習曲の前に堅苦しくない感じで軽いジャズ理論が書かれていたのですが、これまではスルーしてきていました。それを、ちょっと今回見直してみて疑問がでてきたので、ここで先生に質問。

   「1・2章では、まず一般のコードに従った左の和音の使い方が書いてあって、それに並べてコードは同じでもジャズ風になる弾き方のサンプルがあるのですが、これがどう見てもコードに添ってないのですが、どう考えるのですか?」と尋ねてみました。すると、

   「説明がないんですね。それは確かに分からないかも。これは、非常に一般的なジャズの和音の取り方なんです。ポピュラーなやり方だと、和音って3度離れてドミソ、ファラド、とかなっているでしょ。でも、ジャズ風なのは、4度離れているんですよ。例えば、3ページのだと、ジャズ風という(b)の左手はCのコードで(ミラレ)になって、ほら4度ずつ離れている。2章の8ページのも例えば、G7もファシド→(ドファシ)と考えれば4度ずつ離れている。この音の感じがジャズ風となるということです」といとも簡単に説明して下さいました。 

   次は、これも藤井さんの編曲のガーシュイン・イン・ジャズから新しい曲に進んで”Somebody Loves Me"の初披露。弾き始めて何か心配になり、1小節目を終わって、「先生、合っていましたか?」と振り向いて聞くと、先生がきっぱり「間違ってますね」(笑) 「最初から違ってますか?」「連符のタータと最初を伸ばして跳ねるのができていませんでしたよ」 確かに、先生に指摘されると、伸ばしが足りなかったようでした。繰り返して慣れていきたところで先へ進むと、その後は、もうそのフレーズはあまり頻繁にでてこないので、どうにか練習していった前半を弾き終えるところまで進めました。

   「左を正確に譜の通りに入れようとすると崩れてくるので、右のメロディー重視で練習してきました」と伝えると、「それが、いいですよね」とお許しも出て、どうにか次回は出だしの間違いをしっかり修正して後半をやってくることに。

   3曲目は今回で3回目となる、先生のオリジナル曲"Spark of Life" (CD ”A Brand New Days"に収録)の難曲。いちおう、アドリブも含め後半の最後まで練習してみましたが、アドリブ全部は作りきれず、アドリブは半分のみで後半のアドリブはそれと同じ既に決まっているパターンで練習。アドリブのせいで繋ぎに違うコードがはいるところの音が間違ってないかの確認。流れの捉え方、繰り返しなどの間違いがないかの確認。 

   そして、実は、相変わらず前回にもリズムが崩れてずれてしまうところがあると指摘されていた、イントロ4とかCの部分の、この曲では1番大事な左手の入れがイマイチなのをどうにか克服できているか・・・の確認。 残念、今回も敗退しましたぁ~。左でベースでなく細かく弾く上に、1テンポ早めに出る、1テンポ休んで入るという難しさ。今回は早く入ってしまっているとのご指摘。これは、次のレッスンで4回目に突入です。なかなか上手く弾けるようにならない(嘆)

   でも、実は最大のイベントが最後に。

          実は、先生が即興演奏をそのまま収録したCD ”INNER GARDEN"のPART1を先生の生徒が譜起ししたものが出てきたそうで、それの1ページ目が見つからなかったのだけれど、1ページ目は自分が譜起し。その楽譜を下さることになりました。その上、自分の起こしたところだけ~といいながら、前半の模範演奏もして頂けました。先生と共に、会った事のない他の生徒さんのおかげで、こんなお宝が頂けることができて感謝です。生徒さんの譜、素晴らしい譜でした。細かい所まで再現!凄い。私と違ってレベル高すぎると思ったら、やはり音大を出たピアノの先生をしている方だそうです。

   ああ、心が休められました。音楽っていいなぁ。 自分でも家に帰って弾いてみましたが、耳慣れした曲が自分の指のなかから再現できる瞬間の楽しさは、何モノにもかえられませんね。"Spark of Life" の苦行は続きますが、その分新曲を少しずつ弾き始めながら、これからも楽しく練習していきます。

 

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