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東京新聞の記者に、あっぱれ(元事務次官・前川喜平氏がコラムで賞賛)

2024-05-26 14:32:10 | 東京新聞を応援

   故・坂本龍一さんも生前にイチオシしていた東京新聞。私も、去年から定期購読をしているが、今朝(2024年5月26日)の新聞で読み落としていた大事な事に気づかせてもらった。

    

    テレビでも他の新聞でも報道したので、(横浜市教育委員会が職員を動員して、教員によるわいせつ事件の法廷に、一般の人が傍聴出来ないように席を埋めていたことを記者会見で謝罪したこと)は多くの方が知っていると思う。私も新聞やテレビでみて呆れた。でも、このことが、一人の女性記者の機転から今回の市教委の記者会見に繋がった~という記事は、うっかり読み損なっていた。

    前川さんのコラムを読んで、この女性記者の書いた記者会見に至る経緯を語った記事を探してみたら、ココで読めました。(東京新聞は、大事な読み返したくなる記事は太っ腹に前文掲載されているのも助かる・・・という話をしましたが、ホントにそうです。他の新聞ならたいがい有料記事で一部しか読めません)

公判後、裁判所の外でスーツ姿の女性に傍聴のきっかけを聞いた。「誘われたので」「興味があるので」。ぶっきらぼうな短い返事が繰り返された。強い口調から、取材を受けたくないという意志を感じた。

◆職員の出張記録を求めると、市教委は時間稼ぎを始めた。 市教委は組織ぐるみで傍聴を妨げているのでは。頭に浮かんだ。だが、被告が教員ということ以外に手がかりがない。そこで4月の公判後、傍聴人の1人の後を追った。乗り込んだ地下鉄の同じ車両で様子をうかがっていると、10分ほどで下車。横浜市南部学校教育事務所(港南区)が入居するビルに入っていった。傍聴人は市教委職員で、被告も市に関係していると確信。すぐに市教委に、地裁への職員の出張記録や具体的な指示が分かる文書の開示を求めた。通常は2週間以内に開示するかの通知があるはずだが、今月15日に「期間内の開示決定が困難」と延長の連絡がきた。’一部抜粋)

  すごいですよね。こうやって新聞記者は事件のニオイをかぎつけ、明らかにしていくのですね。記者魂に私も前川さんと同様に「あっぱれ!」と私も思いました。

  東京新聞の記事は、地震情報は、東京新聞が1番いい!(小沢彗一記者について)として、このブログで、以前に南海トラフの地震発生確率だけがダントツに高いことに疑念を持って突き止めた小沢彗一記者について、すでに書いたこともありますが、「疑う」「何かひっかかった時におざなりにせずに突っ込んで調べる精神」が、東京新聞の記者には強いようだ。

  東京新聞を一躍有名にした望月衣塑子記者によって、その精神がまず見事に発揮されたのは非常に印象的で記憶に今も鮮やかだ。(その前は、正直言って、それほど東京新聞に注目していなかったので知りません。ごめんなさい)  

  2人の記者について、東京新聞が掲載している紹介から転載してみる。

望月衣塑子(もちづき・いそこ)=社会部

 1975年、東京都生まれ。2000年に中日新聞(東京新聞)に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部で事件を取材。2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑をスクープし、自民党と医療業界の利権構造を暴く。東京地裁・高裁での裁判を担当、その後、経済、社会部記者として、防衛省の武器輸出、軍学共同を取材。17年2月から「森友学園」と「加計(かけ)学園」を巡る問題を追及するため、菅義偉官房長官(当時)の記者会見に出席。20年から日本学術会議問題、21年からは入管で収容中に死亡したスリランカ人女性問題や、入管法、外国人問題、ジャニーズの性加害問題、宝塚歌劇団の女性急死問題なども取材している。

 著書に「武器輸出と日本企業」「新聞記者」「報道現場」(いずれも角川新書)、「なぜ、日本のジャーナリズムは崩壊したのか」(講談社+α新書)、「嫌われるジャーナリスト」(SB新書)、「自壊するメディア」(講談社+α新書)。2017年に、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。二児の母。2019年度、「税を追う」取材チームでJCJ大賞受賞(2024年2月27日更新)

 

小沢慧一(おざわ・けいいち)=社会部

2011年入社。横浜支局、東海報道部(浜松)、名古屋社会部、東京社会部東京地検特捜部・司法担当などを経て、現在は同部科学班。20年の連載「南海トラフ80%の内幕」は、同年に「科学ジャーナリスト賞」、23年に「第71回菊池寛賞」をそれぞれ受賞。東京地検特捜部・司法担当時代は、刑事確定記録から安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の問題をひもとき、追及した。趣味はオートバイ、プラモデル、バルーンアートなど。著書に「南海トラフ地震の真実」(2023年10月12日更新)

 

    それにしても、前川喜平さん、さすがに東京新聞をわたし以上に応援して、しっかり読んでいるんですね。

    この前川喜平さんがバーに通っているなんて書いて貶めようとしたM新聞のことですが、販促がうまく、日本で1番購読されているといわれる新聞ですが、今もその新聞を読んでいる方には、東京新聞の方が購読料も安く、国民の知りたい情報が正しく書かれているので、是非まず1日でも1週間でも手に取って、読み比べてみてほしいです。

    

  *前川喜平さんのバー通いについて、何のこと???と思われた方は、今、探してみると、毎日新聞ココにネットで全文を読めますし、文春オンラインにもココにあります。産経ニュースですら、ココに、<朝日新聞朝刊、読売にかみつく「出会い系バー」報道で>と書いていて面白かったです。参考にして読んでみて下さい。日経ビジネスココに、前川喜平氏自身の言葉も含め、さらに詳細にそんな記事を新聞が出さざるを得なかった背景についても書いているので、事情がのみ込めない方は読んでみることをオススメします。

   今も、前川氏の「出会い系バー」記事を書いた新聞を購読されている方には、ちょっとどんな記事だったか、いずれかの報道を読んで、この嘘が政治のみならず企業やネットや社会全体に広がっている中で、今購読している新聞が大丈夫か、是非問い直して考える機会にしていただけたら~と思います。

   過去の戦時中の日本人も、情報はちゃんと見て生活していたのです。ただ、情報が統制されていた。その怖さは、今のロシアの国民も、イスラエルの国民も、北朝鮮の国民も同じです。日本は、今、いくらでも、いろいろな情報が手にいれられます。ミャンマーや、香港のようになる前に、自由な選択が可能な内に、しっかり自分で正しい情報を得ているか、チェックして下さい。

    

コメント
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