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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2021年9月の惑星

2021-09-03 23:31:20 | 惑星・天体ニュース

  びっくり。気づいたら今日はもう3日。うっかり1日にアップする「今月の惑星の話」をアップし忘れていました。雨や曇りが9月に入り多く、気をもんで気を奪われていました。それに、他にも気を奪われることがいろいろあって・・・。人生、順調にすべてオーライとは、なかなか行かないもの。こういうポカも、起きることもありますよね。

  さてと、前置きはこの位にして、遅くなりましたがいつも通りに、先月の月の巡りからご覧に入れましょう。

  

    いやいや、これはかなり頑張りました。7月26日、27日、31日は抜けていますが、あとは完璧ですね。今は、9月7日に新月を迎える前の巡りの終盤にいるのですが、今朝も雨、明朝もお月様に会えなさそうかな? 来月のラインナップ写真は寂しくなりそうです。

    では、今月の惑星です。

   水星:日没の頃、明るく見える金星の右下にいるのですが、金星を頼りにみても、なかなか肉眼では見られません。国立天文台の図を金星の説明の下に転載しておきましたが、かなり低い位置で、水星は小さく暗い惑星なので見づらいです。西の地平線が見える場所で、ズーム写真を撮るとか、双眼鏡でみるのがよいでしょう。中旬以後はさらに低く見づらくなるので、少なくとも、もしチャレンジするなら早めがおすすめです。

   金星:もう、このブログでも何回か登場させています。太陽が沈んでしばらくすると、1番星として明るく見えます。7日に新しい巡りをスタートさせた月が、9月9日、10日には、金星に細い美しい姿で近づくので、メルヘンのような素敵な風景となりそうです。

   

    火星: 上の図でもわかるように、太陽に近いところにいて、太陽が沈むと追いかけるように沈むので見られません。

    木星: 金星を見たら、後ろを振り返って、明るい星を探して見ましょう。すごく明るい星が見えたら、間違いなく木星でしょう。

    土星: 木星が見つけられたら、木星より先行してやや高めの南寄りの空に肉眼でもどうにか土星が見つかるでしょう。ちょっと視力検査の感じですが・・・。視力に自信がない方は、双眼鏡やカメラのズームで捉えてみましょう。夜が更けるに従って、この木星と土星は、黄色い線(黄道)に添って、移動していきます。時々外を覗いて眺めていると、土星が右上にいたのに、横並びになって、土星が右下に見えるように変化します。(黄道自身も、時間によってカーブが変化するので、この線の通りではないのが、説明を単純かすると間違えやすいですが、できれば国立天文台「今日のほしぞら」で、1時間ごとに時間を経過させて、黄道も変化する様子と共に、木星と土星ペアの関係が変化するのをシミュレーションして楽しんで見て下さい。16日、17日は月が土星のそばにいて、暗い土星も「これが土星だよ~」と教えてくれます。18日には、月は木星のそばに近づきます。

    上の図をクリックしてもリンクで飛んでいけますが、「今日のほしぞら」は、自分の地域を入れて、日にちや時間を自由に変化させて見ることができるので、天体の動きの変化が簡単に確かめられてとてもお勧めなサイトです。 上の図では星座線と黄道とが入れてありますが、これにさらに「月の満ち欠け」も付けたり、「天の川」も出したりとか、いろいろ遊べますよ。

    というわけで、今月は、月・火・水・木・金・土・日のすべてが、つらなって、太陽が沈むあたりから次々見えて、並んで空にいます。ただ、火星は見えず、水星もどうかな?という感じです。惑星や太陽の間を旅していく月に案内されながら、天気がよい夜には、明るく見える金星、土星、木星を楽しんでみましょう。  

コメント (2)
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