さあ、藤井さんの「ステップアップ・ジャズピアノ」と、これも藤井さん編曲でガーシュインの2つの楽譜本を同時に前回のレッスンで弾き終えて、練習本としては、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニングJAZZ」という本を使って習い始めたものの、途中のアドリブの練習というところで、どう練習するかわからず頓挫していたの復活宣言。今回は、その初めての再出発のレッスン。
頓挫したのは、まだ本の最初の方、31ページ。30ページにまず見本の楽譜があり、31ページにはいわゆるブルーノートと言われるスケールが書かれていて、前回先生にどう練習したらよいかは教えて頂いていました。「このスケールさえ外さずに弾けば、下のどのコードの時に、どのスケールの音を弾いてもジャズ風に聞こえて楽しいようになっている」との説明でした。練習してみると、確かに! そこで、あれこれやってみて、とはいえ一つどうにか様になりそうなアドリブを31ページの右手の空白部分に入れてみました。
弾いてみると・・・OKだったようです。ついでに、30,31ページのはFスケールだったのを、一歩進めた32ページのCスケールについても、Cスケールのブルーノートに合わせて、練習したのを弾いてみました。ただ、こちらは最初に弾いてみたのでは、どうもちゃんとスケールに沿って弾いたのに違和感があったフレーズがあったので質問。すると、「スケールに沿って弾いても、当然左のコードに合わない音というのはあるので、そこは自分の感覚で避ければいい」とのこと。CのコードでG♭が違和感・・・他の音にするという感じにすることに。やり方が分かってきたので、次はさらに次のキー音で練習してくることに。
そして、練習曲もないとつまらないので、少し先の40ページの練習曲を弾いてみました。すると、先生の第1声は「いつもいうタータと最初の音を伸ばす原則に外れてるとこがありましたよ」。無自覚。再度注意を払いつつ弾き直し。確認しながらややたどたどしくなりながら弾くと・・・「これは、CDあるんですよね。ベース音入っていましたか」「入っていました」。「じゃあ、僕がベース音を弾きますから、もう1度弾いてみましょうか」ということで、再スタート。(先生は何をどう弾いてるのかなぁ~)とか雑念も入り、うっかりすると自分のがおろそかになり中途で弾き損なったり、1回は完璧抜けて弾き直したりしつつ終了。「先生は、左でどう弾いてくださっていたのですか?」と質問すると、「ここにちょっとベース音の出だしはコードが変わるところで書いてありますよね。基本、この音を弾くだけでもいいですが、ベースの人は、こんな感じにコードにしたがって演奏するんです」と「ボンボンボンボン」と耳慣れたベース音のフレーズをピアノで弾いてみて下さったので納得。家では電子ピアノで練習しているので、ベース音を吹き込んで練習してみることになりました。 楽しそう!
次は、前回のレッスンで先生編曲の「ワインレッドの心」もOK頂いてしまっていたので、過去のレッスンでうまく弾けてなかった曲を弾き直して2つ練習してきた曲をみて頂きました。
1曲目は、”Fairy Rings" .これは、「遠い夢」というエスラージという変わった楽器の演奏家とデュオのCDに収録した曲。正直、エスラージの音が私としては今ひとつ好きでなく、先生に以前弾いた時には、このCDはソロか他の楽器と一緒の方が良さそうですよね~と生意気なことを進言した曲でした。アドリブはまったく練習しませんでしたが、弾き直してみると、フレーズの音取りが微妙に変わるところとか、音が変化していく明るく変化していくB♭M7からCそしてAm7にいく辺りの雰囲気がとても気持ちが良く、前回より弾いていて自分の成長を感じられるように思えました。先生に、音取りやリズムなどの間違いがないか確認したところ、それもないようで、次にアドリブをどう弾くかについての確認をして頂いて、次回にはアドリブを考えながら練習してくることに。
2曲目は、これも先生のオリジナル曲で”Eyes Of The Haert".これは、先生のCD代表作"Crescent Moon"に入っている曲。実は、”Chant Of Soil”というタイトルにCDではなっている曲です。(”Eyes Of The Haert"とタイトルが逆になってます)
不思議な曲で、バラード曲ですが、微妙に揺れた感じが魅力。前回弾いた時は、その揺れがうまく弾けず、「16ビートに弾いているけれど、そうではなくて~」 と指摘を受けながら、その微妙な揺れ、ジャズ風に跳ねたところと、4ビートとかが混ざったところが弾き切れずに終わっていました。練習で、以前には感じられなかった部分が少し分かったような気がして、さて弾いてみました。
すると、(分かったような気がして)いただけで、まだ分かっていなかった模様(苦笑)。前回と同じに微妙さの表現についてのご指摘を頂き・・・先生の再度揺れ部分の模範演奏を頂いて、再度弾き直し。「最初に弾いたより今の方がよかったですよ。それで、練習してきてみて下さい」との励ましの言葉を頂き、またもや(少し分かったような気)がしたので、頼りないけれど次回へ。
さらに、前回から始めた理論篇の「ステップアップ・ジャズピアノ」21,22ページをみて分からなかった疑問を解明して頂き、レッスン無事終了。今回もいろいろ勉強になりました。