昨日の夕方は、快晴の中で月、土星・木星ペア、火星を眺め、西空から上って、夏の大三角のベガのそばを通り抜けて北東の空の途中で消えた国際宇宙ステーションをゆったりと楽しむ事ができた。しかも、昨日書いたように、新しく発見したカメラの機能で録画や写真も撮れた。
今思いついて、昨日のISSの写真をさらに調整してみたら、「比較明合成」機能で何枚か撮れていた写真の内3枚をうまく処理してこんな画像を得られた。こと座のベガに近づいて通り過ぎるISSの動き、その1,その2,その3
昨日よりしっかり見易くなりました。めでたし、めでたし。
そして、今朝の5時半頃。突然目が覚めました。夜が長くなってきたのか、まだあたりは暗いようです。日の出がいつのまにか6:24になっていました。昨日の空の様子から、これは外は快晴で金星と水星が私を呼んでいるのかもしれない。眠気と少し肌寒そうな空気へのためらいを押しのけて、外に出てみました。すると・・・まず目に飛び込んできたのは明るい「明けの明星=金星」です。「美しい!女神様ですね。おはようございます」そして、水星をさがします。地平線近く、この時間だと見えているのは、分かっていました。でも、下の方にある木や電線にひっかかっているかな?
水星がみつけられません。ちょっと場所替えをして、さらに地平近くが見えるところに移動してカメラをむけると。「!」
電線の上に白い点がひとつ。水星です。今年は、例年に比べて水星を肉眼で見られた回数が幸運にも格段に多かった気がします。
<2020年11月22日6:43>
電線のちょっと上、面白い形の葉が飛び出ているところと左の端のちょうど真ん中あたりですよ。ここに三日月が入ってくれていれば、さらに申し分なかったのですが、2人だけでも美しい風景でした。周囲に人の気配はまったくなく独り占めするのがもったいない気持ちになりました。
そして、今、太陽が燦々と輝くいい天気。昨日から月・火星・水星・木星・金星・土星、日(太陽)と、曜日を構成する天体を全て日付は超えましたが、ほぼ半日の間に楽しむ事ができました。水星は見える位置がこれから日々低くなってくるので、ここ数日ならまだ東の地平線が開けている場所であなたが早起きして天気だったら、観察可能だと思いますよ。他の天体は簡単にみつかるので、早めに天気のいい日にあなたも「曜日の天体制覇!」試してみて下さい。